2/12 21:40 『永遠なるもの』
今回のコメント。
見つかりましたメモ。
だけど、つながりが分かりません。
皆さん、メモするときは思いつきでその辺の紙書いては駄目です。
ノートかルーズリーフに書きましょう!
ちなみに僕の場合はノートに書こうとすると意識してしまい、ロクな事がかけません。
だからメモ帳にかいて「なんでもないことを書いている感」を演出しないといけません。
非常に面倒なんです、リープは。
いや、繊細なんですよ。いや、ホント。いや、マ――(しつこい)
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そんなこと思い出したって、どうにもならないじゃん。原因を思い出したからって私はもう変わらない。昔には戻ってやり直すことは出来ないんだから。
私は短いため息をついて歩みを速めようとした瞬間、背後から声が聞こえた。
「大木……だよな」
呼びかけられた声に私は動きが止まってしまう。立ち止まったまま振り向けない。この声には覚えがあったから。もう会うこともないと思っていた声。
「お前に頼みごとがあるんだ」
嫌……こんな歳になってまでドキドキするなんて。だけど初恋の人となれば、きっと誰でも同じだよ……私はゆっくり振り向いた。すると予想通りの顔が私を見つめていた。
「赤石くん……」
「俺のこと覚えててくれたんだ。ありがとう」
忘れるわけがないじゃないと言いかけて止めた。言ったところで何の意味もない。相手が迷惑に思うだけだ。私はいつもの貼りついた笑顔で応えた。
「こうやって会話するのいつ振りかな? 小学生卒業以来かな?」
違うよ。木崎がいなくなった日以来だよ、と言いかけて私は止めた。言ってしまったら私が赤石に対してどんな感情でいたかを感づかれそうだから。
「そうかもしれないね」
「それとも野球部で話をしたっけ?」
私を無視してたことも覚えてないんだ……少なからずショックを受けた。私にとっては重要なことも、赤石からみれば些細なことだったのかもしれない。私は笑顔を崩さないように気持を何とか整えて、話かけることにした。
「で? どんなお願いなの?」
もうすこし世間話をしたほうが良かったのかな? 「先日はどうも」とかは明らかに変でしょ。私は自分のコミュニケーション能力の無さを恨んだ。
赤石は頭をかきながら「変な話してごめん」と謝る。決してそんな事はない。むしろなんでもない話を今はしたい気持ちだった。
だけど、私はその気持ちを伝えられず、曖昧に笑うだけ。
「単刀直入に聞くが、大木って数日前、俺と木崎に会わなかった?」
私は木崎と言う言葉に反応してしまった。僅かに口が歪む。赤石は一瞬表情を変える。もしかしてバレたかな? 私は取り繕うことにした。
「なんのこと?」
しかし、赤石が引くことはなかった。顔全体に力が入っていて、真剣な表情が伺えた。
「もう時間がないんだ。正直に答えてくれ。お前、あの時デブリと一緒にいただろう」
「あの時って?」
「……別にあの日じゃなくても『今日も一緒だった』って言ってもいいんだぜ」
つけられてた? 私はさすがに動揺を隠せなかった。あの倉庫で上手く逃げおおせたつもりだったのに、追跡の手はしっかりと伸びていたのだ。
次回の更新は1~2時間後(70%)
まだまだ高いね。




