表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
425/539

2/5 19:01 『永遠なるもの』

今回のコメント。


書くの忘れてた。(誰も期待していないから)


今日の昼食!


スパゲティ(ミートソース。でもレトルト)


以上。



***********************************



 とにかく、作戦は実行されることになった。


 まずはベンチに座ることを禁止から始まり、ボール遊びも無理やりこなした。真実ちゃんの怯えようは半端ない。緑川がベンチから立ち上がっただけで、私の元へ走ってくる。


 ボール遊びをしても絶対に真実ちゃんからは緑川へボールは投げられれない。一日目の目玉として用意した枝に引っ掛かるイベントもこの前のような展開にはならず、緑川のハイタッチを無視した。


 結局初日は真実ちゃんを怖がらせ、緑川をへこませるだけの結果となった。


 さっそく緑川の家でミーティングをして今日の反省会をした。落ち込んでいる緑川に追い討ちをかけるのはマズイので、反省と言うよりは明日の作戦の確認となった。


 私は家に帰ると、本やネットで情報を漁り、この作戦の修正をした。熱中していたので夕飯を食べるのを忘れ、お腹が空いたなと思って時間を確認すると、二十四時を超えていた。首や肩をまわすと気持ちよい音が鳴った。


 こんなに一生懸命にパソコンに向ったのはいつ振りだろう。すっかりこの作戦にのめり込んでいた。


 二日目も苦戦は続いた。


 なるべく接触しやすい遊びを選んだ。私が鬼になり、二人を協力させて逃がした。しかし、真実ちゃんは私と緑川から逃げるという「鬼ばかり状態」に陥った。


 逆に真実ちゃんを鬼にして緑川と接触できるような場面を作ろうとしたが、予想通り、緑川を追いかける事なく、鬼を放棄すると言う行動に出て終ってしまった。


 結局今日も緑川は落ち込んで帰ることになった。もしかしたら昨日より頭が下がっていたかもしれない。帰りの打ち合わせでは目線や姿勢の確認をして終えた。


 私は自分の部屋に帰ると計画の見直しや、新しい策を考えた。工程表から考えると、明日、仲良くしないと間に合わない計算になる。私は考えることに没頭した。


 世界が半径一メートルぐらいに縮んでいく。この感覚久しぶりだな、なんて思いながらお茶を飲む。妙な充実感があった。時間も夜中の三時をまわっていた。


 今までだったら毎日を「今日なににしよう」から始まって、時間をもてあましていた。だけど今は作戦のことを考えていれば良い。単純で分かりやすかった。


 だけど裏では、この作業にしがみついてないと「何もない」自分の気持ちが暴れだしそうになる気がした。本当に薄い氷の上を歩いているような感覚だった。




次回更新は1~2時間後!(72%)

微妙な数字。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ