2/5 0:54 『永遠なるもの』
今回のコメント。
そろそろ現実逃避したくなる時間、皆様いかがお過ごしでしょうか。
自分の文章のバリエーションの無さに、何度も「フ●ッキン」と呟いております。
「この子はこんな単純な子じゃないんだよ、ね? 分かってよ!」
っていう気持ちが溢れていますが、上手く言葉で表現できません。
文学的意味やお話のテーマを考えながら文章書くような、器用さも志の高さも持ち合わせておりません。
ただただ、自分のキャラクター達の気持ちと幸せが重要なのでございます。
あと、伏線の回収も。(これはついでかもね)
さぁ、蔑みたまえ!
お前みたいな奴は作家を名乗る資格ねえと!
そうさ! 僕はキャラクターのセールスマンさ!
と開き直って執筆に戻る……と。
あの、これ、愚痴ってるだけなんで読んでる人は気にしないでくださいね。
気にされても困ります。
本人は意外とノリノリで書いてますし、読んでいる人には楽しんでもらいのでね。
ただ、この連載はこいういう愚痴込みで、執筆のドキュメンタリーなんですよ。
これさえも楽しんでくれたら嬉しいですよ?
(って、これ説明しないと駄目なの?)
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話が一段落すると、緑川は俯いて歩いた。私は横目で見てため息をついた。
「そんなに真実ちゃんと会うのが不安なわけ?」
「絶対に怪しまれるよ。というか疎まれる」
私は手刀を振り上げると緑川が身構えて「ちょっと待ってよ!」と叫んだ。
「大丈夫だって。子供なんだからきっと細かい違いなんて分からないよ」
「細かくないけどね。別人なんだから」
「大丈夫、任せておいて。アンタは大船に乗ったつもりでどーんと構えなさいよ」
「どーんと沈まなきゃいいけど」
私は軽く飛び上がってチョップをお見舞いした。頭を摩りながら涙目でみる緑川を大声で笑った。
どうしたんだろう……私。自分でもよく分からない位にテンションが高かった。人のこと心配している暇はないのに、なにやってんだろ。
ううん。今は人助けに専念することにしよう。私は「自分でもよく分からない気持ち」に蓋をした。
公園に到着すると、いつも通り真実ちゃんがベンチに座っていた。周りをきょろきょろと伺っているところをみると、緑川(三田だった頃)を探しているらしい。
私を見つけると真実ちゃんは、瞳を大きく開け、ポニーテールをせわしなく揺らして走ってきた。近くまで来るともう一人いる事に気づき、スピードが緩んで、やがて一定の距離を開けて止まった。
真実ちゃんの視線がどう考えても私の横を見ている。これはフォローしないと!
「あのね、真実ちゃん。このおじさんはね、三田の友達なの」
私は肘で緑川をつついた。緑川は慌てて自己紹介を始めた。ロボットみたいに角ばった動きで前に出る。
「は、初めまして、み、み、緑川って言います」
沈黙。真実ちゃんは離れて突っ立ったまま。妙な緊張感が辺りを包む。私がフォローしようかと手をさし伸ばそうとした時、真実ちゃんは緑川を中心とする半径を保ちながら私に近づき、後ろから足にしがみついた。完全に拒否された瞬間だった。
緑川が口を開けて小刻みに震えいる。魂のようなものが口から抜けたように見えた。
次回更新は1~2時間後。(35%)
っていうかさ、この数字アテになるの?(お前が言うなよ)