2/4 23:57 『永遠なるもの』
今回のコメント。
お腹が空いてきた、お腹が空いてきた、お腹が空いてきた!
でも、食べたら寝ちゃう!
書くことと関係なく葛藤中!(まったくもってどうでも良い情報)
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次の日、私と緑川はいつもの公園に向っていた。
並んで歩く私達。少しリズムを取りながら歩く私と猫背気味になってしょんぼり歩く緑川の姿があった。さっきから無言なんですけど。
しょうがないので、私から話題を振った。
「っていうか、アンタ。会社行かなくても大丈夫なわけ?」
「あんな事件起こしておいて、会社に戻れると思う?」
確かに社長を巻き込んでの事件に発展しておいて、普通に出勤はできないと思うけど。
「でもさ、窃盗罪とかで会社から訴えられそうなものだけど、大丈夫なの?」
「それは大丈夫だよ。あっちだって樅山って記者を騙した引け目があるから。僕よりも厄介なのはあっちだよ」
「住所バレしてるから誰かが尋ねてくるとかは?」
「直前に引っ越したから。まだ申請していなかったし」
「用意周到ね」
「立つ鳥跡を濁さずってね」
「いや、会社へは濁しまくってんじゃん」
木崎の会社とはもう縁を切ったってことか。「立つ鳥」っていう表現が気になるけど、今は追及しないことにした。
「あー、それと。願いをかなえる時さ、アンタなにか叫んでたでしょ? あれって叫ぶ必要があったの?」
「特にないよ」
ないのかよ。私は心の中の椅子からずり落ちた。
「でもクリスマス気分は必要で、ワクワクする感じが、僕に力を与えてくれるんだ。『メリークリスマス』って叫ぶとクリスマステンションが上がるだろ?」
確かに後数日でクリスマスだから問題ないと思うけど、理屈はさっぱりわからない。ただ、こういうことは理屈で考えすぎるとろくなことにはならない。
ただただ「現実的ではない」という理由で、本当におきている現実に対応できなくなるからだ。まずは素直に受け入れて、どうするかを考えればいい気がする。うん、そうしよう。
更新は1~2時間後(47%)
ついに半分を割ってしまったよ!