2/4 13:00 『永遠なるもの』
今回のコメント。
これで「3」に時間的には追いついたのかな。
さぁ、これから「5」の本題が始まります。
(今までの前フリ!?)
これ終るのだろうか……
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「携帯は必ず返すから。今日のところは……」
「ちょっと、いい加減にしなさい。顔が変わったのはもう知ってるから、こっちを見て話をしなさいよ!」
私は彼の肩を掴んで無理やりコッチを向かせる。手で顔を隠して誤魔化そうとするけど、両手をつかんで無理やり開いた。必死に顔を背けるけど、私から隠す事はできなかった。彼の顔を見た私は思わず、呟くように言葉が口から漏れた。
「あなた……誰?」
再び顔が変わっていたのだ。
低くなった鼻はさらに低く。目は完全に一重。意志の強そうだった眉は八の字に近いし、彫りは深いどころか、なんだから少し太った気がする。
私は眉間に力が篭っていく。彼の顔に近づいて睨みつける。すると彼は申し訳なさそうにチラチラとこっちを伺っていた。……急に視線が卑屈になった気がする。
これじゃあまるで……なんか見覚えがある顔だった。すぐには出てこない。記憶の片隅にある顔がそっくりなのだけれど。誰だろう。元職場関係の人? 違う。元彼? 違う。家庭教師? 違う。もっと、もっと前の……赤石や仲井戸、木崎を知っているこの人は……
「あははは。大木さん久しぶり……」
――あっ、思い出した。
「あんたデブリ……だよね」
「緑川って名前なんだけどなぁ……」
分かった瞬間、私は気が遠くなって倒れそうになった。なんとか踏みとどまったのはコイツへの怒りがあったから。
拳に力が入ると、彼……いや、デブリの頬を殴り飛ばしていた。拳に重い感覚がのしかかるけど、そのまま振り切った。
「よくも騙したわねっ!」
「痛ーっ!」
デブリは倒れこんだ。私は久しぶりに人を殴った気がする。小学生以来かな。
でも少しスッキリした。
ちょっと球形! じゃなくて休憩!
更新は3~4時間後!
(休憩長くない?)




