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2/4 12:00 『永遠なるもの』

今回のコメント。


本当に土曜日のこの時間に僕が起きているなんて奇跡的だね!

いつもならお昼過ぎまで布団の中なのに!


これはまさか……どこかで、気絶タイムあり!?

(よし、伏線は張っておいたぞ)



***********************************



 出入り口に入る瞬間、私は振り返った。赤石が気になったから。だけど、思わぬものを私は目にした。


 赤石越しに見えたモンスターが、人の形、男性になっていたのだ。


『メリークリスマス! 君の体を元に戻してあげよう!』


 私を引っ張る彼を後ろから見つめる。まさかね……


 出入り口に入り、事務所の机に軽くぶつかりながら、なんとか倉庫から脱出することに成功した。


 外に出てからも大通りまでしばらく歩くことになった。何度か振り返って確かめるけど、誰も追ってくる様子はない。彼は私より数歩前を歩いている。少し歩くと、私はだんだん落ち着きを取り戻してきた。


 色々と確かめたい事がある。一言で言えば今まであったこと全部なんだけど、モンスターのこと。赤石達との関係。なにより顔の変化。どれから聞いたら良いものか頭の中がぐるぐる回っていた。


 腕組みをしようとしたところで、私は前にいた彼の背中にぶつかった。


「ちょっと何を……」

「よし、安全は確保できたし、ここで別れよう」


 彼は振り返らずに言った。私はぶつかった鼻を摩る。


「馬鹿じゃないの? 別れるわけにはいかないよ。なんにも事情聞いていないし」

「大丈夫、一旦別れるだけだから。また連絡するよ。事情はその時に話すから」


 まったくもって納得がいかない。私は勢いがあったとは言え、離れないって決めたんだし。確かに昨日あったばっかりだけど、ここまでされて黙っていられるわけないでしょ。それにこれは絶対に連絡が来ないパターンだ。


「冗談じゃない。絶対に今日、今から説明してもらうんだから。それに携帯電話だって返してもらってないし」


 私は結構語気を強めて言ったはずなんだけど、彼は全く振り返る様子はない。変わってしまった顔を見られたくないからだろうと思うけど、今更隠されてももう遅い。だけど、変わらず私に顔を見せずに返答する。




更新は1~2時間後(75%)

すごい、午前中なのに起きてる!



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