2/4 0:18 『永遠なるもの』
今回のコメント
今日のご飯!
ナポリタン
ハンバーグ
ギョーザ
キャベツの千切り(ゴマドレ)
以上。
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「うわあああぁっ!」
視線が彼らに移る。モンスターが襲いながらも懸命に走りよっていく途中だった。
「きゃああああっ!」
続いて赤石にしがみ付きながら叫ぶ木崎が目に入る。私はただ見ていることしかできなかった。
しかし、次の瞬間、誰かがまた倉庫入り口から侵入するのが見えた。その誰かが走りこみ、赤石の前に飛び出していた。私の見覚えが確かであれば、あれは昨日の同窓会に出席していた仲井戸だ。
手にもった黒いものをモンスターに突き出す。すると触れた瞬間、モンスターが大きく揺れた。
「ぎいいぃぃぃぃぃっっ!!」
断末魔のような叫び声が倉庫に響き渡る。その後、音を立ててモンスターは倒れた。
「くそっ、仲井戸、やりすぎだ……」
三田が呟く。この人は仲井戸まで知っているの? 私たちの延長線上にいる仲井戸がこちらを見て睨んでいた。こっちにも用件があるようだ。
その証拠に三田が睨み返している。次々に起こる出来事に私はただうろたえるだけだった。
「行こう、ここから逃げるんだ」
三田が私の腕を掴んで引っ張る。瞬間的に私は「嫌っ」と手を振りほどく。そして三田が私を振り返る。さっきまでとは全然見知らぬ顔が私を見ている。得体の知れない恐怖が自然と体の拒否に繋がっていた。
「……そうか。こんな顔だもんね。怖がって当然だ」
「えっと、その……」
私は否定できず、俯いてしまう。ただでさえ信じられないことが、一度にたくさん起きているっていうのに……
「いいよ。ここにいたほうが安全かもしれない。知り合いばかりだしね。やっぱり、あの時無理やりにでも家に返しておくべきだった」
「あの……」
私は何て言っていいのだろうか、分からない。無理やり付いてきたのは私だ。
次回更新は1~2時間後(49~89%)
四苦八苦ってことで。