1/28 5:39 『永遠なるもの』
今回のコメント。
くそっ、朝生見てなかったら、もっと早く書けたのにっ!
リープのバカバカバカ!
この単細胞!
あとでこの二時間が重荷になっても知らないんだからねっ!
……くそう。
だが、後悔はしていない!
とはいえ、反省はする!
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「大木さん、結婚は?」
「してない」
いつの間にかお互いの現状を話し始めてしまった。本当に木崎を小学生の頃、苛めてたんだろうか、と思ってしまうぐらいに、木崎は屈託なく話をしてくれた。
だからと言うわけじゃないけど、私は少し気が緩んだせいもあって、不躾な質問をしてしまう。
「今社長なんでしょ? すごいね。大学はどこ?」
私の言葉に初めて木崎は答えにくそうに苦笑した後、ポツリと言った。
「……出てないよ。高卒だから」
「そうなんだ。ごめん」
「別に謝る必要ないよ、事実だし、悪いことでもないし。それにしても私、大卒に見えるの? ちょっと自慢に思ってもいいかな~なんてね」
確かに私が謝ってしまったことで、バツが悪くなったのは事実だ。木崎が冗談にしてくれたお陰で深刻な状況にはならなかった。これがプライドの高い社長となれば、機嫌を損ねたのかもしれない。
それからしばらくは別の話になった。だいたいが、綺麗な肌についての話だった。なんでも自社で作った、南米で取れた魚を原料としたクリームが肌に効いているらしい。一瞬、宣伝か、営業か? と怪しんだけど、欲しいのであれば無料で進呈するという話を聞いて、疑いは晴れた。
私はすっかりリラックスして、何杯目かの焼酎を飲み干した時、木崎が私の耳元へ小声で質問した。
「大木さん、さっきの話の後でごめんなさいね」と前置きした後、下から覗き込むように言った。
「さっき別の子と話をしていたのを聞いたんだけど、求職中なんでしょ?」
次回更新は1~2時間後!(45%)
低い数字とは言え、目はパッチリです。