1/27 15:02 『永遠なるもの』
今回のコメント。
にゃはははっ、平日に働いている、もしくは勉学にいそしんでいる諸君ごきげんよう。
連休中のリープだよ!
自由だぜ! 自由だぜ! きゃははは!
優雅にお昼まで寝て、優雅に郵便局へ行って、優雅にアメト――――――クをみながら昼食をとり、今に至るよ。
午後からも下々の者達は大変だろうけど頑張ってくれたまえ。
……執筆します。(急に低姿勢)
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『また今回も本気になった途端逃げて行ったね』
私は先月で勤めていた会社を辞めた。主な理由は周りとの人間関係。
大学を卒業後、今の会社に就職した。最初の数年は「お金をもらうところ」ぐらいの意識しかなかった。だけど、ここ2,3年は仕事がそれなりに面白くて自分なりに頑張っていた。家でのんびりした記憶がほとんどないぐらいに。その甲斐あってか、社内でも私はプロジェクトリーダーを任されたりしていた。いくつも案件を同時に抱え、充実していた。
でも、その急成長が周りから見た私のイメージと合致しなかった。結果、嫉妬を買ってしまったと思っている。周りの男性からは「女のくせに」という態度をとられ、女性からは「男に媚びて仕事をもらっている」と思われ非協力的だった。
自然と私は孤立して、細かい事柄まで自分で対応しなければならなくなった。運も良かったのだろうけど、無事にこなしてしまっていたのだ。周りはいつしか何も言わなくなった。同時に何もしてくれなくなった。私なら大丈夫だろうと思われたのかもしれない。
上司も管理が上手くできない人で、結果だけを見て順調だと思ったのだ。
私は実績を積むと同時に体への負担も積まれていった。
結果、私は倒れてしまう。職場で倒れたこともあり、会社が個室を用意してくれた。とりあえず一週間ほど、検査も兼ねて入院することになった。
病室には私、独りきりだった。会社関係の人たちは誰も見舞いに来ない。上司でさえも来ない状況だった。それほど広い病室ではないのだけれど、もてあました。ベッド一個分だけが、私の生活範囲だった。なんだか今まで自分のやってきた事が馬鹿らしくなった。
そんな時、私の話を聞いて駆けつけてくれたのが、友人の由実だった。携帯電話に出ない私を心配して会社に連絡してくれたらしい。仕事に熱中してたから三年ぶりぐらいだろうか。
三年の間にもメールや電話がかかってくることがあったが、忙しさを理由に無視することが多かった。そしてここ半年ぐらいは連絡さえも来なくなっていたのだ。
それなのに由実は駆けつけてくれた。私は由実が現れた瞬間、精一杯笑ったつもりだったけど、涙が止められなかった。
仕事も大切。だけど困った時、自分を本当に助けてくれるのは、友人だったということに気づかされた。自分を大切にしてくれる人を見誤っていた。これからは仕事をある程度抑えて、友人と楽しく過ごすのも悪くないなと考えた。友情は一生ものだし。
退院後、私は仕事を辞めた。もう少し楽な仕事に就こうと思ったのだ。
だけど、由実も遠くに行ってしまう。もちろんメールや電話なんかもある。だけど、お互いの生活もあるし……
私はいつもこんな感じだ。大切だと気づいたものには全て逃げられる。これは運命なのかもしれない。鏡の前の私が苦笑していた。
更新は1~2時間後(95%)