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1/25 1:09 『永遠なるもの』

今回のコメント。


とりあえず次の更新で4は終わりで~す。


短い話ですが、結構濃い内容だと自分では思ってますよ?

これがクリスマスに完成していれば……


すでに一ヶ月が経過している……


でも、気にしないっ!(少しは気にしろよ)



***********************************



 文明が発達し、男の行動範囲は広がりました。


 男は各地を転々として、子供達の純粋で真っ直ぐな願いを聞いて歩きます。もちろんすでに欲にまみれている子供もいました。しかし、大人に比べれば可愛いものでした。


 子供達の願いを聞いて少しずつ心が浄化していくような気持ちになりました。自分の行いを後悔するようになります。


 それとは反対に清きものの願いを叶えるごとに、どんどん醜くなってっいく男。


 腕は腐り、足も曲がって上手く歩けません。

 長い間手入れをしていないため、体毛が全身を覆っています。

 ただ目玉だけがぎょろりと周りを警戒しています。

 すでに人の形は成していません。


 自分自身でもあと少しで寿命が尽きるんだと実感できました。

 上手くいけば後数回願いを叶えれば……


 しかし、男の外見ゆえに子供達は恐れて近寄ることもなくなりました。

 姿を見るだけで泣き叫び逃げます。

 後もう少しで死ねるのに。


 それ以上に子供達にまで見捨てられたような気持ちが上回りました。

 心に穴が埋まらないような不安が付きまといます。


 願いを叶えると言えば、人々は群がるでしょう。

 しかし、それでは満たされない何か。

 子供達は最初、好奇心で近づいてきます。彼に力があろうと無かろうと。

 それだけで嬉しかった自分を思い出しました。


 もしかして本当に自分が欲しかったものとは……男の中で何かが芽生えたような気持ちになりました。



 そんな時、とある島国をさまよっている途中。

 いつも公園のベンチに座っている女の子。

 偶然目が合いました。また泣かれる。男は逃げようとしました。

 でも、女の子は泣きませんでした。

 ゆっくり近づく男。それでも女の子は泣きませんでした。

 泣くどころか、女の子は笑顔を男に向けます。

 男と女の子が仲良くなるのには時間がかかりませんでした。





次回更新は1~2時間後(65%)

あと一回! あと一回!


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