1/19 2:58 『永遠なるもの』
今回のコメント。
今日の夜食!
鳥のから揚げ。(冷凍)
餃子。(冷凍)
ハンバーグ(レトルト)
ごはん。(炊飯器)
我等お手軽ブラザーズだ!
(なにそれ?)
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なんてことだ、こんなときに! 赤石は心の中で叫んだ。
「……なんなのあれは」
後ろに立っていた木崎が掴んでいた腕をさらに力強く掴んで小さく呟いた。赤石は勢いよく振り返る。
「お前、あれを知らないのか?」
「私が……知ってる?」
木崎は小刻みに震えながら、今にも泣き出しそうなぐらい瞳を潤ませていた。赤石には心底驚いているように見えた。知らないというのか。二十年前、あの現場にいたと言うのに。あんな不思議な言葉を残したのに……
びたぴたとコンクリートの床を裸足で向きを変え始めた化け物は二人を見定めたようだ。どこからか風が漏れるような音がしている。よく見ると化け物が自身の身体を揺らしながら呼吸をしていた。
……興奮してやがる。赤石は体中が硬直していくのが分かった。完全に捕食される側の心理となっていた。
「赤石君っ! どうしよう!」
木崎は背中にピッタリと体をくっつけ身をよせた。だが、赤石には対抗するすべはなかった。一気に空気が漏れるような音がして、化け物はこちらへ走り出してきた。
ぴたぴたぴたぴたぴた。駆け寄る音も大きくなり、姿も大きくなってくる。
「うわあああぁっ!」
赤石は叫びながら、化物に気圧されるようにエビ反りの体勢になるが、木崎も負けじと体を押し付けてくるので、上手く行かない。
「きゃああああっ!」
木崎の甲高い叫びが耳に痛かったが、命が掛かっているので、赤石の意識にはなかった。やられると思い、目を瞑って腕をかざした。
あと少しで3が終るのに……
力尽きて……寝ます。
一時間早く家を出るので……zzz