表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
342/539

1/12 0:54 『永遠なるもの』遥かなるスパ伝説

今回のコメント。


昨日のパスタでさっそく作ったぜ!

和風スパゲティー!(活動報告より)


玉ねぎ

まいたけ

ツナ

おろし大根


パスタ!


え? パスタってどれぐらいゆでるの?

た、玉ねぎが大きすぎた!

まいたけ少なっ!


ツナとおろし大根は勝手にアレンジ!

(こういうアレンジする人は料理下手)


出来上がりをみて……なんか焼きそばみたい。

(思ってはいけない感想)


総合したら美味しかったよ!

うんうん、見た目じゃないよ、料理も人間も。

(全然上手いこと言っていない)



***********************************



 すると仲井戸の顔の動きが止まった。少し口を突き出し、すぐに引っ込める。わずかに鼻から息を吐き出して、ゆっくりと話始めた。


「ウチの研究所が詐欺を働いてお金を巻き上げているという噂だ」

「実際はどうなんだ?」

「まさか。そんなことしなくても金は十分にある」

「出所はハッキリしているんだろうな」

「お前まで疑うのか?」

「数年一緒に働いている同僚と、二十年ぶりに会った同級生、どっちを信じる?」


 一瞬、仲井戸は言葉に詰まった。自分を落ち着かせるように、掌を赤石に向けて「抑えて、抑えて」というジェスチャーをした。


「赤石、聞いてくれ」

「まだ、お前を信用できない理由がある。アイツはな、取材する時は偽名を使うんだよ。当然、樅山はお前のところへ言った時にも使ったはずだ。本名を知っているなんて、怪しさ満点なんだよ」

「くっ……」


 太股へと手を置き、仲井戸は深く下を向く。その後完全に黙り込んでしまった。


 なるほど結局詐欺の片棒を担げっていう依頼だったのか。赤石は仲井戸を冷めた視線で見つめた。二十年経てば変わるものだなと思った。


 仲井戸が黙り込んでかなりの時間が経とうとしている。時折独り言を呟くが、それ以上は何も言わない。赤石は時間の無駄と判断して立ち上がろうとした。


 同時に仲井戸は顔をあげて、ひどく動揺している表情を見せた。そして、深く息を吐くと目に力がこもり、仲井戸は赤石に話しかけた。


「じゃあ、これならどうだ。俺は信じなくて良い。木崎由貴を信じるって言うのは?」

「……木崎。どういうことだ。何か関係あるのか?」


 赤石に対して勝ち誇ったような歪んだ笑みを浮かべてた。かなり腹が立つが、これは聞かないわけにはいかない。仲井戸は手を組んで両肘を机に乗せ、少し前のめりの体勢になり、小さい声で赤石に言った。


「これだけは言っておく。『木崎由貴を泣かす会』はまだ続いているって事だ」


 久しぶりに聞いたその言葉に赤石は驚いた。と、同時に焦燥感を覚える。


 自分と木崎と過ごした時間は止まっていたのに、コイツは変わらずに動いていたっていうのか? 赤石はわざとらしく、驚きながら仲井戸に確かめた。


「なに言ってるんだ? 泣かす会ならとっくに……」

「気になるだろ? お前が協力してくれれば、全て話す。今、世間に我々の事がバレると困るんだ」

「やっぱり、何か詐欺行為を働いているって事か?」

「誓って言う。やましいことはしていない」




マジでもう限界……

今日はここまで!(早いっ)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ