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1/11 2:27 『永遠なるもの』再開

今回のコメント。


このまま上手く進むと良いな!

相変らずの嘘三人称だけど。


なんとなくミステリーっぽいけど、全然違うから。

いつも通りのSF(少し不思議)ですから。


っていうか完全に長編の書き方になってる!

端折れるところは端折らないと!

と、いいつつこのままずるずる行きそう……



***********************************



「……約束どおり、今日午後から会えないか?」

「俺は一応社会人だぞ」

「寝てたんだよな」

「了解した。で? どこに待ち合わせる?」


 すると仲井戸は赤石の家の近くにある喫茶店を指定してきた。なるほど、俺の住所も織り込み済みってわけか。少し警戒しないといけないかもな。


 赤石は昨日の会話を思い出していた。『報酬はちゃんと払う』と言った。つまりは金を払わないとモチベーションが保てないような仕事ってことだ。


「やっぱり昨日断ればよかったかなぁ」


 個人用の携帯電話を見つめて、赤石はため息をついた。ディスプレイには「木崎由貴」の着信が表示されていた。


 その後、木崎とも連絡がついた赤石は、仲井戸と会う予定の二時間後に彼女と待ち合わせをした。木崎が赤石の出版社前まで行くというので、任せることにする。まずは気の進まない仲井戸との用事を済ませるため、時間の三十分前に家を出た。



 喫茶店に到着するとすでに仲井戸はテーブル席で待っていた。赤石は先手を打ったつもりだったが、気勢をそがれた格好になった。手を小さく挙げて、席に座る。仲井戸の表情が固い。やはりろくでもない話に違いないと赤石は判断した。


「悪いな。平日のこんな時間に」

「別に構わないよ。どうせ寝てたし」

「お前、根に持つタイプなのな」


 そこから昨日の同窓会が四次会まで開催された事なんかを聞いた。雑談でまずはご機嫌伺いなのかもしれない。注文を済ませると仲井戸は話を赤石に向けた。


「お前こそ、木崎と上手い具合に消えやがって。どうなったか教えろよ」

「え……いや、特に何もなかったよ」


 仲井戸は信じられないといった風にメガネの奥の瞳を大きく開けた。


「はぁ? 二人でいなくなったのに何も無かった? お前がよっぽど甲斐性がないのか、木崎のガードが固かったかだな」

「うるさいよ。俺の甲斐性なしでいいだろ。さっさと本題に入れよ。」


 すると急に仲井戸は目を細め、視線が鋭くなった。腕組みをして少し下を向く。


「無駄話してもしょうがないしな。今日頼みたいことはだな……お前が作ってる雑誌あるだろ、あの編集部に樅山という男がいると思う」


 赤石は瞬間的に歯を食いしばった。別に殴られるというわけではなく、心に引っ掛かった部分があったのだ。


「……なぜ、樅山の名前をしっている」

「俺が所属している研究所に取材に来た事があるからな」

「へぇ……」


 仲井戸は時折下を向きながらも、説明を続けた。赤石はじっと仲井戸を観察するように瞬き少なく見つめる。


「取材に来た時にどうやら、変な誤解をされたみたいで、ちょっと困っているんだ」

「どんな誤解だ?」





もう限界……

今日はここまで!

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