1/6 2:15 『永遠なるもの』
今回のコメント。
今日はまあまあ書けたんじゃね?
と自分を褒めてあげたい。
よくやった自分!
明日もお願いね~自分!
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仲井戸は赤石に顔を寄せて、小声で話す。
「ここでは話しづらい。後日俺から連絡する。とりあえず連絡先を教えてくれ」
赤石はとりあえず、社用の携帯電話の番号を教えた。
その後は飲酒も進んだこともあって、皆堅苦しい話はなくなって、赤石は他のクラスメイトとも話をする事が出来た。その後、木崎と目が合うことなくお開きとなった。
「現実は上手くいかないな」なんて思いならが、行動できない自分を罵りながらも慰める。
すでに木崎は昔の面影などなく、明るく活発な女性になっていた。黒い怪物はきっと思い過ごしだったんだな。デブリこと緑川は出席していなかったので、真相を確かめようがないが、仮にいたとしても、昔見た幻として笑い話になっていただろう。
ずっと追っていたモノだけに、心にポッカリと穴が開いたような気持になった。自然にクラスメイト達と距離が開いていく。
「二次会はカラオケで~す」という仲井戸の声が聞こえた。二次会に行って憂さを晴らすか。赤石は歩調を速め、皆の後を付いていこうとした。
「良かった! 赤石君、帰るんだったら連れて行って!」
横から腕を絡めて引っ張る人影。赤石は腕を引きながら確認すると、つられて人影も付いてくる。
近づく顔。大きな瞳、白い肌に頬に差すほんのりとした赤み。なにより肉厚な唇が弓なりで、ほほ笑んでいる。まちがいなく木崎だった。赤石との距離数十センチ。
すると耳元へ木崎の小声が柔らかい音で染みこんで来る。
「男子の誘いがしつこいの。お願い。途中まででいいから、つれて帰って」
赤石にくっついたまま、木崎はクラスメイト達へ向って手を振る。
「私、赤石君に送ってもらうから! じゃあねーっ!」
男からは「えーっ!」という落胆の声と「赤石てめぇ!」という嫉妬の声。女性からは「じゃあね~」という『さっさと帰ってしまえ』という気持ち全開の声が聞こえた。
赤石はやはり中途半端に口を空け、強張った表情で小さく手を振った。
「じゃ、行こっか?」
まっすに木崎の瞳が赤石の顔を笑いながら見つめている。なんだこの出来すぎた場面は、と思いながらも、信じられない幸運にはしゃぎたい気持ちを抑えた。
とりあえず、今日はここまでということで。




