表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
325/539

1/5 21:57 『永遠なるもの』

今回のコメント。


今日は少し早めの更新、更新!


色々と変更をしようと思ってます。


ここから少し書き方を変えました。

わかりにくくなったかもしれませんがご容赦を。


それでは今日も行きますか!



***********************************


「よう、赤石。浮いてるな」


 低い声と共に赤石の座る男がいた。高そうなジャケットを着こなし、細身で長身、メガネをかけた男だった。


 赤石にはまったく心当たりが無い。不思議そうな顔を向けると、男は舌打ちした。


「仲井戸だよ。覚えてないのか?」


 確かに良くみると面影がある。仲井戸は赤石をなめる様に上下に視線を移す。赤石は少々の嫌悪感を感じて、口の端を歪ませた。


 視線を赤石とあわせると仲井戸は鼻でふんと笑い、顎を上げて横柄な態度で口を開いた。


「お前、雑誌記者やってるんだってな」

「……なんで知ってる」


 まだ話もしていないのにコイツは赤石の職業を知っていた。要注意だ。自分の勘がそう告げていた。よほど睨みを聞かせたのだろうか、仲井戸は眉を八の字にして、やや呆れたような表情を示した。


「いや、さっきから俺が目の前の席にいたのに気づかずに他の奴と話してるからだろ」


 少し警戒しすぎたか。赤石は鼻頭をかきながら、頭を軽く下げた。


「そうだったのか、悪い」

「お前らしくないな」

「え?」


 『らしくない』なんて久しぶりに聞いた。赤石の頭が一瞬空白になる。


「昔のお前はもっと強引だったじゃないか」


 あれは自分の人生の中でも稀有な例なんだよ。と言いたかったが、止めた。




更新は1~2時間後(95%)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ