12/24 20:06 『永遠なるもの』①
うっかりしてた……わけじゃない。
書き始めたばっかりなのでこうなったの。
決してたかじんNOマネーを見てたわけじゃないの。
ついでにドラゴンボールZをハシゴしてみてたわけじゃないの。
最低~っ
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『永遠なるもの』
「レッド。今、ターゲットが通過した」
「ミディアム、了解した。こちらでも把握した」
「っていうか見えてるよね。携帯電話で話さなくても見えてるよね」
「ミッション中だぞ静かにしろっ、デブリ! ほらっ、来る!」
夕暮れ、僕達はとある女の子を待ち伏せしていた。
同じ四年二組の木崎由貴だ。赤いランドセルを背負って歩いてきた。
僕とレッドこと赤石は、大通りに対して細い路地に身を潜めて、タイミングを見計らっている。手には縄跳び。心臓がドキドキしてきた。
まずは道路に伸びる影を見て、近づいてきたのがわかった。僕が正面を向くと、レッドは手を上にあげた。早く合図が欲しい。僕の手は震えた。影が道路に伸びた縄跳びを通過する。唇が震えてた。目からじんわり涙がでそうだった。早く合図を! と僕が叫びそうになった時、レッドの手が下ろされた。僕は目を瞑って縄跳びを引っ張る。
すると道路に縄跳びが地面から十センチ辺りでピンと張られた。同時に重い衝撃があり、縄跳びが引っ張られた。僕は懸命に縄跳びを引く。どすんという音と共に、木崎由貴が前のめりに倒れた姿が目に入った。
ミッションコンプリート!
更新は1~2時間後(85%)