12/18 0:25
今回のコメント
最近の書いてる場所。
台所でノートパソコン
自室でデスクトップ
たまにファミレスで手書き
やはり同じ場所でずっとはシンドイし、慣れてくると頭も働かない。(僕の場合は)
今はどこかって?(誰も聞いていない)
今は自室です!(だから誰も聞いていないって)
よし、いつも通りのドライブ行ってくるか!
(うんうん。いつも通りの現実逃避)
以上。
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「皆が不合格になったから、僕たちがあるんです」
アリ地獄から引き上げる手が必要なときもある。自分だけで解決できないこともある。事情も知らない、共感できない、助ける力もないかもしれない。でも、手を伸ばすんだ。
「先輩たちには悪いですが、僕は感謝しています」
「え?」
「高月先輩に会えた今がありますから」
「……何が言いたいの?」
高月先輩は僕の言葉に対して明らかに反発心を覚えたようだ。眉間に力が入り、鋭い視線が僕を射抜く。過去を馬鹿にしたと思われたのかな。とはいえ、その程度で倒れるわけには行かない。
「僕には美国だけじゃない。もっと前からの先輩達の想いを受け継いでいるんですよ。だから、僕に好きな人を投影させても良いんです」
「でも私……」
思考を止めて頭の中で立ち尽くす高月先輩。だけど僕は強引に手を伸ばし引っ張り上げた。
実際には先輩へ一歩近づいただけだけど。
「それに僕の中で美国を見たということは、高月先輩が好きなる要素が僕にはあるってことでしょ?」
「……ずいぶんなポジティブシンキングね」
「ええ。ずいぶんなポジティブシンキングです!」
今日一日があったから、感じられる。
僕の背中には先輩達が控えていて、後押ししてくれる。
頑張れって。
諦めるなって。
次は上手く行くって。
だから、もう負けない。。
「いいんです。いいことにしたんです。僕も美国も好きになってください」
――はっ。
思いがけなく告白してないか?
うわああああああぁぁぁぁっ!!
最後の言葉だけどうにかなりませんか神様! 高月先輩の記憶から消してください。
勢いって怖い。絶対僕は顔を真っ赤にしているに違いない。今更「今の嘘です」とか言えないしなぁ……僕は勇気をだして、先輩の顔をちらりと覗く。
覗いただけのつもりだったけど、先輩は僕を見つめていたため、視線がぶつかった。
高月先輩は最初、目を丸くしていたが、やがて小さく笑いながら前髪をかき上げた。
「君は本当に……なんだか自分が情けなくなるね」
次の更新は1~2時間後!(80%)
まだ大丈夫! 多分……