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今回のコメント
今日のごはん。
マーボー豆腐。
ご飯。
野菜と牛肉を煮たもの
以上!
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今の気持ちをそのまま伝えたい。僕はまず滝川先輩の部屋に向った。
正直、夜に女性の部屋へ伺うのは気が引けるが、明日伝えたのでは遅い気がした。ひんやりとした廊下を歩くけど、僕の気持ちは暖かいままだったので、丁度心地が良かった。
しばらく歩いて角を曲がったところに滝川先輩の部屋はある。起きているだろうか。少し不安になりながら角を曲がると、先は暗くなっていた。やっぱり寝ているよなあ。僕はゆっくり襖の前まで進んだけど、声をかけようかどうか迷った。
「誰だ」
襖越しに滝川先輩の声が聞こえた。どうやら寝た直後だったらしい。僕はやや緊張して声が上手く出ないながらも声をかけた。
「……く、草弥です」
するとしばらく沈黙が続いた。緊張に耐え切れず、小さくため息をつくと少しだけ白い息がでた。と同時に声が聞こえた。
「夜這い?」
「違います」
思わず即答で突っ込んでしまった。こんなに謝らなければならない場面で何をしているんだ僕は。するとややムッとした印象の受ける低い声で返答があった。
「……じゃあ、なんだ。部外者の私に用なんてないだろ」
怒るよなそりゃ。あんなに心配してたのにむげにしたから。決して夜這いに来たわけじゃないから怒ってるわけじゃないよな。うんうん。
ここは誠心誠意謝るしかない。僕は襖越しながら、頭を下げた。
「ごめんなさい。僕が悪かったです。本当のことを一気に知りすぎて、動揺していました。明日からまたよろしくお願いします」
しゃべり終わってからもしばらく頭を下げた。でも、反応がない。簡単に許してもらえるとは思えないので、今日のところはこれぐらいにしようか。
と、頭を上げた頃、声が聞こえた。
更新は1~2時間後!