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12/9 0:29

今回のコメント


くそう。油断してたらついつい録画した「侵略!イカ娘」を観てまったりしてしまう。

よし、ここは録画した「銀魂」を観よう。

(いや、書けよ)



***********************************



 僕は気持ちを落ち着かせて続きを読むことにした。


『まず、草弥は高月さんから日記の話を聞くように。他の人から話を聞くと、必ず誤解が生まれる』


 これの記述に関しては、もう手遅れだった。昨日真琴さんから聞いている。そして誤解かどうかわからないけど、わだかまりは生まれてしまった。


『もし、高月さん以外から話を聞いたなら、必ず彼女の話も聞くこと……と真理さんが言っている。』


 相手には相手の理由があるって言う話なら聞き飽きた。僕にはそんな余裕がない。包容力がないといわれても仕方ないと思う。僕が幼いせいだからかもしれない。


『一年の俺にはわからない。でも真理さんの言う話では、生きていれば忘れられない人の一人や二人はでてくるものだと言っている。先輩側の立場になれば、確実に別れを経験しているので、一々気にしてはならないらしい』


 これも頭では理解できるけど、実感としては納得いかないのだ。きっと僕の短い空っぽの人生の中で忘れられない人などいないからだ。お前は薄っぺらい人間だと言われた気がした。


『俺から言えるのは、高月さんは迷っている。色々な行動や言動が理解できないかもしれない。でも、お前を大切に思っている。本人から直接聞いたんだ、間違いない』


 美国と高月先輩を合わせた時に二人はそんな会話をしていたのか。


『真理さんと俺の関係を質問された。俺は正直に真理さんのことが好きだと告げた。たとえ高月さんが生まれ変わりだとしても関係ないと言った。それが誠意だと思ったからだ。彼女はなんども頷いていたよ』


 わざわざ自分が辛くなるような質問をするなんて、奇特な人だ。苦労を買って出るところなんかは高月先輩らしいけど。


 もしかすると高月先輩は自分なりに美国への気持ちに踏ん切りをつけたかったのかもしれない。


 手紙はまだ続きがあった。





更新は1~2時間後ですよ~

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