11/30 6:05
今回のコメント
今、更新!
寝たと思った?
残念! 寝てました!(威張るな)
くそう、一時半までは記憶があったのになぁ……
ちなみに今日の夕飯は
カレーでした!
カレー曜日だよ!(強調してみる)
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なんとか怒る沙和をなだめて、午後からは普通に授業を受けた。受けただけで結局、内容は耳を素通りした。
高月先輩と話ができたせいで少し楽になったものの、それは一時的なものだった。あっという間ではなかったけど、ジワジワと放課後になっていった。
授業も終わり、席を立とうとした時、心配してだろう沙和が僕に近づいてくる。
「甲斐斗。今日、私、部活を――」
「頑張ってこいよ。部活動」
「あっ……えっと……」
「じゃあな」
先に言って言葉を被せた。中間テストの時のように話を聞いてもらうことも出来ただろうけど、今回は正直時間もないし、あの時ほど無責任でもなかった。
たった五日間の選挙活動なのに考える時間をほとんど与えないこの期末テストの厳しさを感じずにはいられなかった。
僕は精一杯沙和に笑いかけると、駆け足で部室に向った。歩いていたら追いかけてこられそうだったから。
部室に集まった僕達は早速、日記世界へと飛び込んだ。
時間は朝、校舎内はまだひんやりとしていた。僕達は無言のまま自然に正門前に向っていた。きっと美国陣営はそこにいると思ったからだろう。
皆、御堂真理を気にかけていたに違いなかった。僕自身は美国とも話をしたかった。自分に会うようで、なんだか落ち着かない気持だけど、相談できそうな相手が過去に自分にしかないと思えたからだ。
校舎を出てグラウンドにでると、やはり正門前には人が集まっている様子が窺えた。
「なんだ、いつもどおりじゃないか」
滝川先輩が思わず口にした。やっぱりどこか心配だったのだろう。高月先輩からも「ふう」とちいさく息を吐く音が聞こえた。僕も自然に頷いていた。
滝川先輩は「よし」と小さく呟くと肩を怒らせてずんずんあるいていく。選挙活動の名物になろうとするアレをするためだろう。
「まったく……」
どんどん先に進む滝川先輩を見て、高月先輩がため息混じりに呟き、こちらに笑いかけた。僕もなんとか笑顔で返す。上手く笑えただろうか……
また夜にでも!




