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11/15 23:25

今回のコメント


【速報】メガネのフレーム折れる【不吉?】


メガネ拭いてたら折れた~~~~っ!

簡単に折れた~~~~~~っ!

何故?

不吉なことの前触れでは……(心当たりないけど)


仲間の超人に良くないことが……

ロビンマスク辺りになにか起こっているのでは!?

(若い人にはなんのことやらというネタ)


でもメガネ折れたのは本当。

あと四日ぐらい持つよね。

接着剤とか使ったらくっつくよね?(直すつもりか)



***********************************



 アクシデントはあったものの、充実した選挙活動を三日目にして送ることができた。帰りに正門を覗いたが、すでに人影はなく、僕達は心残りながらも、現実世界に帰った。


 滝川邸に戻ると早速食事の準備を始めた。ワイワイとした雰囲気の中、準備は進む。一際高月先輩がムードメーカーとなり、話題の中心となっていた。僕と滝川先輩は高月先輩に負けないよう話をする。


「あらあら、なんだか今日は賑やかね。良い事でもあったの?」


 僕らを見た真琴さんの質問には誰も答えることができず、愛想笑いがやっとだった。


 数分後、完成した料理を皆で食べた。もう合宿四日目ともなれば、慣れたものだ。滝川先輩の妙な提案もなくなり、ちゃんとした料理が並ぶ。「いただきます」の声と共に皆食べ始めた。


 だけど僕はなんとなく食欲がわかない。あんなに選挙活動を頑張っていうのに。箸が動かない僕の視界に高月先輩が入ってくる。


「草弥君、食べないの? まさか……また味付けを……」

「いえ、間違っていませんよ。だって高月先輩、今回は盛り付けしかしてないじゃないですか」

「あっ、そうだったね……って、よく確認してるね、君。それに言葉にトゲがある」

「うっ……違イマスヨ。タマタマ見エタダケデス」

「急に片言にならないで」


 高月先輩のジト目に耐えられなくなった僕は、無理やりおかずを口に含んだ。食欲がないと言っておきながら、いざ口にすると意外に食べることができた。さすがは料理が上手い滝川先輩だ。


「滝川先輩、本当に美味しいです。変な企画を考えなければ、毎日食べたいぐらいですよ」


 黙々と食事を取っていた滝川先輩は頬を引きつらせた。


「お前……ぬけぬけと恥ずかしい台詞とよく言えるな」

「い、いや、別にお嫁さんにしたいとか、良い奥さんになりますねとか言ってないじゃないですか!」

「別に私は『恥ずかしい台詞』と言っただけで、具体的なことは、なにもいってないぞ。それに、こんなことでプロポーズされても……困る」


 プ、プロポーズって! 一気に僕の顔が熱くなるのを感じた。何か言い返さなきゃ。うーん、うーん……わかんない!




1~2時間後に更新っ!

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