11/15 1:28
今回のコメント
今日は更新しないと思った?
残念! ちょっとだけ更新するのでした~!
いつも通りの夕食
ごはん
豚肉のしょうが焼き。
キャベツ
以上。
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僕達はもやもやとした気持ちを抱えたまま、選挙活動をおこなった。
確かに美国からは、御堂真理が小心者だと聞いていた。だけど、僕達が日記部だと知った途端、あのうろたえようはどうだろうか。僕たちも何も言えなくなってしまった。
淡々とチラシを配ったり、挨拶したりして時間を過ごした。文字通り時間潰しでしかなかった。直接的な原因の滝川先輩も落ち込んでいるように見えた。
呼びかける声が小さいし、猫背気味なのも気になる。あのチョーカーの力が作用して、答えてしまったのだろうけど、言葉にした事実は変わらない。責任を感じているんだろう、きっと。
高月先輩は対照的だった。大きく良く通る声を出して、テキパキと動き、チラシを配っていた。強がっているのだろうか? それとも気にしていないのだろうか。僕は考え事をしながら高月先輩を見つめたまま突っ立っていた。
すると先輩はこちらをみると、近づいてくる。僕は何も言えずにただ、腰に手を当てた先輩を見つめた。
「ちゃんとしなさい。あなた生徒会長に立候補してるんでしょ?」
「え? あぁ……」程度の受け応えしかできない。
高月先輩はため息をついて、僕の腕を引っ張る。引かれるがままについていくと、滝川先輩の腕も掴んで、高月先輩は校舎の隅へ僕らを連れて行った。
「二人とも一体どうしちゃったの? ぜんぜん身が入ってない」
高月先輩の言葉に僕は驚いた。滝川先輩も目を丸くしている。どうしちゃったのじゃないだろ。さっきの場面を見てなかったのか?
「夕実、御堂真理のことあんなに許せないって言ってたじゃない」
「いや。でも……」
「草弥君も美国先輩に差をつけるチャンスじゃない」
「そうですが……」
納得がいく訳がない。僕は口に出すことはなかったけど、きっと反抗的な目をしているに違いない。滝川先輩も眉を寄せて困惑している。
高月先輩にも通じているようで、片目を瞑ってため息をついた。やれやれと言いたげな表情だ。
1~2時間後に更新っ!




