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11/15 1:28

今回のコメント


今日は更新しないと思った?


残念! ちょっとだけ更新するのでした~!



いつも通りの夕食


ごはん

豚肉のしょうが焼き。

キャベツ


以上。



***********************************



 僕達はもやもやとした気持ちを抱えたまま、選挙活動をおこなった。


 確かに美国からは、御堂真理が小心者だと聞いていた。だけど、僕達が日記部だと知った途端、あのうろたえようはどうだろうか。僕たちも何も言えなくなってしまった。


 淡々とチラシを配ったり、挨拶したりして時間を過ごした。文字通り時間潰しでしかなかった。直接的な原因の滝川先輩も落ち込んでいるように見えた。


 呼びかける声が小さいし、猫背気味なのも気になる。あのチョーカーの力が作用して、答えてしまったのだろうけど、言葉にした事実は変わらない。責任を感じているんだろう、きっと。


 高月先輩は対照的だった。大きく良く通る声を出して、テキパキと動き、チラシを配っていた。強がっているのだろうか? それとも気にしていないのだろうか。僕は考え事をしながら高月先輩を見つめたまま突っ立っていた。


 すると先輩はこちらをみると、近づいてくる。僕は何も言えずにただ、腰に手を当てた先輩を見つめた。


「ちゃんとしなさい。あなた生徒会長に立候補してるんでしょ?」

「え? あぁ……」程度の受け応えしかできない。


 高月先輩はため息をついて、僕の腕を引っ張る。引かれるがままについていくと、滝川先輩の腕も掴んで、高月先輩は校舎の隅へ僕らを連れて行った。


「二人とも一体どうしちゃったの? ぜんぜん身が入ってない」


 高月先輩の言葉に僕は驚いた。滝川先輩も目を丸くしている。どうしちゃったのじゃないだろ。さっきの場面を見てなかったのか?


「夕実、御堂真理のことあんなに許せないって言ってたじゃない」

「いや。でも……」

「草弥君も美国先輩に差をつけるチャンスじゃない」

「そうですが……」


 納得がいく訳がない。僕は口に出すことはなかったけど、きっと反抗的な目をしているに違いない。滝川先輩も眉を寄せて困惑している。


 高月先輩にも通じているようで、片目を瞑ってため息をついた。やれやれと言いたげな表情だ。




1~2時間後に更新っ!

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