11/1 1:35 コトダマ製本編④に見せかけた京都イベント感想
今回のコメント
完全に完成したのが11冊。
あと、製本テープ貼るだけなのが7冊
印刷だけなのが1冊
あれ? 残り1冊は?
失敗した~っ!
左綴じなのに右綴じしちゃった~!
(頭がボーッとしてた)
ぐすん。
あとで印刷しなおします……
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ということで~
今日も製本編だけです。
しかも今日の更新はこれだけ。
以下は京都のイベントの様子です。
本当は自分のHPの日記に書こうと思ったんだけど、字数制限があるので、載せられません!
ということで、更新稼ぎです!
それではどうぞ~
昨日は京都でイベントでした。
前回は一冊も売れなかったので、最初から想さんと第三号や今後の話をしながら時間が過ごせたらなぁ、といった感じで過ごす予定でした。
しかし、二点の事件が起きたために、まったりモードが、少しだけ変わりました。
①コトダマが思ったより売れた事件。
自己記録を超えるぐらいに売れたという話です。
何千部売れたとかそういうわけではありません。
両手で数えられるぐらい。
ですが、文机としては十分事件でした。
しかも、創刊号ばっかり。
なぜだ!
文芸誌なので続き物ではありませんし。
どこから読んでも同じなんです。
(それを分かっているのは自分だけかもしれませんが)
たまたま文章好きな人が多かったのか(おそらく隣のサークルのお陰だと思う)、
創刊号は二号にはない、魅力があったとか。
ただ、二号は創刊号の反省点を踏まえて作ったものなのに、皮肉な結果だなぁと。
こういうのは試行錯誤だから大変だけど、面白いよね。
表紙のデザインがシンプルっていう意見もありました。
確かにそれも一理なるなぁと。
ただ、キャッチな絵も捨てがたい。(描けないけど)
内容が充実しているのは当然として。
などと売れるためにはを考えさせられる、事柄でした。
②隣のサークルさんが商業作家さんだった。
どうせこの連載は大した数の人が読んでるわけでないから、そのまま書くっ!
僕は消極的な人間です。
隣のサークルの人に話しかけるなんて基本全然しません。
(想さんぐらいしか証明してくれる人はいないですが)
だから僕から話しかけるなんて事件なんです。
なんですけど、隣のサークルさんが、登場してからずっと気になってました。
お客さんとの会話を聞いていると以下のことが分かりました。
気になる点。
・サウンドゲームであること。
・三部作の一作目。
・ゲームの内容でデイトレードを扱っている。
・売り子さんが、ゲームのシナリオを担当した人だったこと。
・選択肢がない。お話重視のゲーム。
・パッケージ等は本格的。絵を担当する人は相当上手い。
・今回が初めてのシナリオ。
・複数人で作っている。
・五、六時間は遊べる
これってね。
ゲームのシナリオ書いた人ならわかるけど、信じられないの。
五、六時間遊べるシナリオって、少なくとも700KB以上必要だよ。
まぁ、一人で700KB。半年ぐらいあれば書けなくはない。
だけど、三部作って、あとこれ三回繰り返すんですよ。同人で。
なのでこのシナリオをどれぐらいの期間で書いたのか気になったのが僕の中では大きい動機です。
以上より、僕には売り子の人がすごく自信があるように見えたの。
それ以前にゲーム自体にも興味があったってのもあるけど。
そして僕だって多少のシナリオ経験があるので、ちょっと話をしてみようって思ってた。
この時は「ちょっとアナタの実力を教えてください」って感じ。
今考えると身の程知らずでしたがね!
んで隣からゲームを購入し、ついでに話をすることに決めた。
決めてから三十分は経過した。でも、話しかけられない。
日記とメールやらで、新しい事をやってみるとか書いておいて、このザマですよ。
と思ったら、なんか馬鹿馬鹿しくなって、色々迷うのは話しかけてからにしようと思い、えいっ、と話しかけてみました。
ゲームのテキストサイズとかシナリオの関わり具合を聞いてみる。
テキストサイズと言われたら、普通はKBで答えるものなんだけど、原稿用紙1000枚越えていますとの返事。
後で聞いたのですが、書き上げた期間は三ヶ月。
……三ヶ月! 驚愕でした。一ヶ月原稿用紙300枚越えですよ。
しかも後で聞いたら本業と平行してこの量ですからね。
一ヶ月100枚程度の僕とでは月とすっぽんですよ。
でも、ここでちょっと違和感を覚える。
ゲームのシナリオは書いたことないのかなと思う。
エフェクト等もシナリオの内だったりするけど、聞いてみれば演出の人がいるという。
なんつー大掛りなゲームなんだと驚く。
シナリオ以外にもなにか書かれているんですか?という質問をしてしまったのが運の尽き。
小説を商業作品として書いています、ときたものだ。
だけど、まだ誰か分からなかったので、このゲームのクレジットと同じですか?と聞く。すると同じですと返事が来たので、ゲームのクレジットを見るが覚えなし。
そして僕はここで最大のはずかし台詞を言う。
「帰ったらググってみます」
うわああああああっ、なんて失礼な事を言ってしまったのだ僕はっ!
(この間、想さんは携帯で調べていた)
お隣さんにお客が着たので、一旦話は終わることに。
すると想さんから「『狼と香辛料』の作者さんですよ」と教えられる。
一気に青ざめたね。
もうね。言葉では言い表せない!
穴があったら入りたいって気持ちだよ。
アニメ化も二回されてるし、昨日か一昨日あたり見てたよ。
小説は読んだことないけど、電撃文庫で出てるヒット作だってのは知ってたし。
そしてふと、隣見たら、ファンらしき人が来てサインお願いしてた。
心の中で。「てめえらがもっと早く来たら、気づいたのに!」って叫んでた(八つ当たり)。
それからね。話せなくなった。
想さんが色々話していたのを淡々と聞いてたよ。
っていうか、なんで小規模なイベントに参加してるんだよ!
だって同じ日に東京でコミティアがあるんだよ!
んで聞いてみたら、東京コミティアに申し込むの忘れて、他に申し込めるイベントないかなと探したら、京都のイベントがあったので、京都見物ついでで参加したとのこと。
フットワーク軽いなぁ。
よくよく考えてみれば、このゲーム、とらのあなとかメロンブックスとかに委託販売してるんだよね。(と言ってた)
それなのに一人で京都のイベントに参加して、売り子やってるって、同人活動がよっぽど好きなのかな。
じかにお客さんと接する機会なんてなかなかないからね。
しかも、プロの作家だというアピールが全くない。
支倉△。
だが、ここで恥ずかしい行動は終わらなかった。
支倉さんが京都見物をするために早めに切り上げたのね。
んで片付けを始めたの。
それを見ながら。ある思いが駆け巡った。
これは……なにか爪あとを残さなければ、と。(芸人的発想)
イベントにて、お隣のサークルだということで、自分達の商品を渡すなんてこともある。
ここはこの風習に従って、渡そう!
どれを渡すのか考える暇もなく、目に止まった創刊号を渡すことする。
想さんに創刊号を取ってもらい、支倉さんに直接渡すリープ。
こんな強引な行為にもかかわらず、笑顔でお金を出して買ってくれました。
だって、もう会えないと思ったんだもん。
別のイベント行けば会えるかもしれないけど、隣同士になるなんて事はもうないだろうし。
挨拶したところで「アンタ誰?」ってなるでしょ。
だから、ここしかないと思ったの。
みっともないと思うなら思えよ!
後悔したくないんだよ!
言いたい事はちゃんと言う、したい事は失敗を恐れずやってしまう。
これしかないんだよ!
コトダマを渡すと、一言「同人活動は確かに厳しいですが、固定客がつきやすいですよ」と声をかけていただき、支倉さん自身もデビュー前は同人活動をしていたらしいです。
やはり支倉△。(二回目)
……ということで。支倉さんは帰っていきました。
しかし、風邪気味だったようで、大丈夫だったのだろうか……
後から思い出すと恥ずかしいことばかりしていたような気がしますが、後悔はしていません。
行動しての後悔だからです。
唯一ホッとしているのが、話しかけたのがプロだとわかる前だったことです。
わかってから声かけてたらどんだけミーハーなんだと、自分を責めてましたよ、マジで。
たまには勇気出して一歩踏み出し、声かけてみるものだなぁと思いました。(大げさ)
そして同人活動していた(いまもしている)プロの人がここにいる事を知って、直に触れてとても嬉しかったです。
(プロでも同人活動しているのは知っていましたが、やはり直接触れると違いますね)
とーっても、刺激的な体験でした。
やる気でたー!
さて、次回は今週の三日。
文学フリマでございます。
第三号のできは悪くない、どころか、自信があります。
しかし、不安になることもあります。
よくよく考えてみたら、文学サークルが少ないって言うのは、デメリットでもあり、メリットでもあった気がします。
今までのイベントももしかしたら、漫画ばかりのイベントの中にいたからこそ、文章が好きな人が見てくれていたのかもしれません。
しかし、文章系のサークルというアイデンティティが文学フリマでは通用しません。
皆、文章が好きで、小説・評論・その他もろもろの文芸を望んでくるのです。
コンテンツ勝負になる気がします。
中身で判断されちゃう。
正直、怖いですし、楽しみでもあります。
一年前は目標だと思っていたイベントに参加できる、それだけで良かった。
本当に参加できたら良いねぇ~ぐらいのレベルの話でした。
なのに、今では目標のイベントの中でどのように参加するかなんて考えている自分がいる。
なんだか不思議な気持ちになります。
確実に前進してる、と実感しています。(大げさ)
やってやる、と。
今はただただ思うばかりです。
今日はここまで!