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今回のコメント
あっ、麦茶のパックがない!
買ってくると、すでに父親が買ってた。しかも50パックも入ってる!
わわっ、卵がない!
買ってくると、すでに父親が買ってた。しかも近所の自動販売機で20個ぐらい!
くそっ、考えていることは同じか!
ちなみに、かつお節は僕の勝ちでした。(勝負してたの)
っていうか執筆まるで関係ない。
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滝川邸に到着すると早速料理に取り組むことにした。僕が真琴さんを呼びに行こうとしたところ、滝川先輩に引き止められたが、僕は身の安全の確保を第一として、真琴さんを監修役として呼んだ。滝川先輩はガッカリしたようだけど、高月先輩はホッとしていた。
食事の後はミーティングを行った。僕の言ったでまかせの公約の内容を煮詰めるためである。それにしても滝川先輩はいつになく真剣だ。それだけ御堂真理に負けたくないのだろう。高月先輩もこの頃にはすっかりいつもの調子に戻っていた。
「草弥、よそ見するな。亜也なんていつも見慣れてるだろ!」
「ち、違――」
「君ねえ。はぁ……」
なぜ、僕の場合だけ良いように解釈してもらえないのだろうか。
こうして二時間ほど今後の方針について話し合った。
その後、自由時間となり、僕は自室へと戻った。携帯電話を確認すると、沙和からメールが十件以上届いていた。とりあえず内容を抜粋。
『いまどこ? なにしてるの?』
合宿っていってあるだろうが。
『まさか、高月先輩と懇ろな仲になってる?』
懇ろって……むしろ呆れられていたし。
『パジャマ姿とかみて、鼻の穴伸ばしてないでしょうね!』
鼻の穴は伸ばせないぞ。鼻の下だろう。
『私も止まりにいって井伊?』
漢字の誤変換が激しくなってきたぞ……
『要返信! 馬鹿! 阿呆! 要返信!』
言葉が端的になってきな。
『あす……いや……みや……』
なに言ってるのかわからねえ!
僕はすぐに電話をかけた。すると一コールで沙和に繋がる。
「十四件だよ。電話かけてくるまで! 遅い!」
とりあえず僕は通話をきった。
するとすぐに電話がかかってきた。電話に出た瞬間、僕は先手を打った。
「心配させるようなメールしてきたのはどこのどいつだ」
僕の言葉に、沙和落ち込んだ声が聞こえる。
「……ここのドイツ人です」
分かってるならそれでよし。沙和だったらこんなこと平気でいえるのに。
更新は1~2時間後です。