10/18 23：35
今回のコメント
中 日 優 勝 ！！
フォ――――――！！
落合監督のインタビューで泣きそうになった！
くそ、あんなに目を潤ませながら、インタビュー答えるなよ。
何度も下唇噛みながら、涙を堪えるなよ。
そして、最後に自分が辞めちゃうのに
「これからも応援してくださいね。お願いしますね」
なんて言うなよ！
バカバカバカ！
落合、最高だよ馬鹿野郎っ！
いや、まだCSも日本シリーズも終わってない。
もう少しだけ落合野球が楽しめる。
うむ。じっくり見る！
でも、胴上げの後、ドアラとも握手してて和んだ～
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気まずい雰囲気が流れる。御堂真理は表情を強張らせたまま退散する様子もないし、こちら側も退く気はない。いつまで続くんだろう。気が遠くなるような気がした。
それを払拭したのは、暢気な声だった。
「御堂先輩、探しましたよ」
眼鏡を人差し指で上げながら、人垣を分けて入ってきたのは、美国進だった。さっきまで苦々しい表情をしていた御堂真理は美国進の姿を見つけた瞬間、表情がぱっと明るくなった。羽扇子の動きも滑らかになった。
「美国、遅い！ だが、それも許そう。今からこいつ等を論破し――」
「帰りましょう」
美国進は御堂真理に話す機会を与えなかった。御堂真理は見る見るうちに表情が険しいものに変わっていく。
「私にたてつく様になるなんて、偉くなったものね」
「いえいえ。今は帰ったほうが得ですよ」
御堂真理の言葉にも全く動じない。ニコニコした笑顔のままで言葉を交わす。ただ、頭に血が上っている人に対しては逆効果じゃないかなとも思う。
「ふざけないで！ 美国のくせに私に指図するの？」
「わがまま言わないでください御堂先輩」
すると御堂真理は羽扇子をたたみ、両手でへし折らんばかりに折り曲げた。
「『わがまま？』アナタ、わかってるの？ これは負けられない戦――」
「御堂先輩」
「うるさい！」
御堂真理は怒りに身を任せて、羽扇子を振り上げた。美国進はタイミングを合わせるように、近づき、羽扇子を持った手首を掴んだ。さらに顔を近づけると、少し低めの声で御堂真理に話しかけた。
「……落ち着いてください」
掴んだ手首が震えている。きっと御堂真理はものすごい力で振りほどこうとしているのだろう。
「真理さん。大丈夫です。僕は負けませんから」
この一言で御堂真理は落ち着いていった。「ごめん……」と美国進に謝っている姿をみて僕達は何もいえなかった。
美国進は眼鏡の位置を直すと、僕らの前に歩いてきた。
更新は多分１～２時間後！
