10/2 19:08
今回のコメント
さぁ、今日も始まるザマスよ。
いくでがんす!
フンガー!
真面目にやりなさーい!
(ネタが古い)
ということで今日も更新スタート!
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意味もなく、こそこそと部室を出た僕は扉を閉めたと同時に滝川先輩に頭を小突かれた。
「痛いっ!」
「いつまでやってるつもりだ。さっさと仲直りしろ」
「仲直り? 僕達喧嘩なんかしてませんよう」
『僕達』なんか言ったりして、付き合ってるみたい。滝川先輩は僕の言うことを鼻で笑った。
「ふん。喧嘩している同士は大抵『別に喧嘩なんかしてしてないっすよ』と言うものだ」
「えー、そうですか。えへへ」
「お前はなにを照れているんだ?」
「だって、そんな喧嘩するなんて、まるで……」
頭をかきながら、照れる僕を滝川先輩は無言で頭を叩いた。
「痛いっ!」
さらにもう一発叩かれた。
「なにするんですか!」
「よくわからんが、ムカついた。そして勘違いするアホ。あくまでも部長と部員の関係での仲の話だ」
頭をさすりながらも少し僕は浮かれていた。とは言え、高月先輩の機嫌が直っていないのは事実で、滝川先輩とニヤけた話をしてても、意味がない。
「わかりました。もう、勘違いしません……が、僕にも原因が分からないんです」
「亜也が不機嫌になった原因って、明白だろ。美国日記の世界で、私がお前達に再会した時は、亜也をお姫様だっこして、その後平手打ちされた場面だったが」
「うっ……」
「それでも何もなかったと?」
「あれだけ見ると確かにそうだけど、違うんですよ……ってちゃんと説明したじゃないですか!」
更新は1~2時間後。