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10/2 5:36

今回のコメント


・ドライブから帰還。


やはり、深夜のスーパーに客がいる。

(お前もだろっていうツッコミは受けません)


これが日本GP(F1)の週になれば……もっと増えるはず。

それがこの街の宿命。


うーん、来週はドライブ中止し……ない!



***********************************



 渡り廊下を抜け、旧校舎へ入るいつものコース。楽器の音や喧騒が響く二、三階を駆け上がり、四階にたどり着いた。ここまでくると、階下の音は小さくなり、静かな空間が広がる。人の気配がない薄暗い廊下を抜けると、日記部の部室はある。木造で両開きの大袈裟な扉が目印だ。僕はノックして扉を開ける。


 扉が開く隙間から、いつもの位置に座った高月先輩が目に入る。いつもの通り、歴代部長の日記帳を開いて読んでいる。僕は一つ挟んだ隣の席に座る。


「こんにちは」


 僕の挨拶に先輩は一瞬顔を上げるが、すぐに日記帳へと向かう。

 高月先輩のやや伏目がちの瞳。長い睫毛がとても魅力的だ。時折、髪をかきあげる姿はついつい見とれてしまう。


 日没がすっかり遅くなったので、オレンジだけでなく赤が混ざり、先輩を照らす。神秘的な雰囲気を僕は横目でうかがう事で精一杯だった。理由は神秘的と同時に人を寄せ付けないオーラが漂っているからだ。僕は先輩に見せないようにため息をついた。


 美国進の日記から一ヶ月が経過していた。あの日以来、高月先輩の態度が硬化したままだ。まるで僕が入部した当時に戻ったようだった。いや、その時点よりたちが悪い気がする。


 だけど、僕は怯まない。先輩にとことん付き合うと決めたからだ。今だって、部活終わってからの寄り道を提案しようとタイミングを計っているのだ。

 全身に力が入る。僕は意を決して横を向いた。


「先輩」


 すると先輩はページをめくる手を一瞬止めた。用件を言えという意味か。僕はすかさず、言葉をはさんだ。





起きていれば、

だから更新は1~2時間後。(いい加減)

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