9/28 23:42
今回のコメント
最近、右手首の付け根が痛い。
本気でリストレストが欲しい。
今は枕で代用してます。
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「ちっ、一時休戦か」
ついに滝川先輩も含めて、剥がれ落ちる世界から逃げることになった。
逃げていることさえ、意味が分からない。とにかく少しでも状況を把握するために情報を聞き出さないといけない。僕は滝川先輩に話しかけた。
「滝川先輩、この光景に見覚えは?」
「ないっ、というか、どうしたって言うんだ。亜也は?」
お姫様抱っこをされている高月先輩は相変わらず、黒い部分を見つめたまま。
「分かりません。でも、美国先輩の日記の終わり方を見てみたかったようですよ」
「……そんなことしても、美国進は戻ってこないのに」
滝川先輩は心配そうに高月先輩を見つめた後、再び僕を見た。
「だが今は考えない。とにかくなにか解決方法はないのか?」
「輪転の誓いの力しかないでしょう。高月先輩!」
耳元で叫んでいるのに、高月先輩は僕を無視している。
「高月先輩! 先輩! 先輩!」
さらに大声で話すが、まったく効果なし。僕が小さくため息をついた時、うわごとのように
「美国先輩……」と呟いている先輩の声が聞こえた。。
だめだ、先輩が「先輩」と呼ぶ声に反応しない。こうなったら……勢いだ。
「こらっ、いつまでぼーっとしてるつもりだ! 高月亜也!」
すると先輩の肩が揺れ反応した。瞳の焦点が真っ直ぐに僕を見つめ、何度も瞬きする。
「私……」
「やっと気づきましたね。頼みますよ!」
更新は1~2時間後!
(寝なかったらね)