表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
120/539

9/28 2:56

今回のコメント


・実は今のところ本文が160KBある。

文字数が八万字、原稿用紙に文字をキッチリ詰めて200枚。

だが、まだ前半部分。

大 丈 夫 な の か ?


***********************************



 僕の一言に先輩の瞳は大きく開かれた。


「何が言いたいの?」


「美国先輩が消えたのは今日だとすれば、今日の日記を平光先生はどうやって手に入れたんですか?」


「それは……」


 先輩は言葉に詰まり、唇がわずかに震えた。分かりやすくてありがたい。僕は追及した。


「高月先輩は知っているんですね?」


 僕の問いかけに先輩は答えようとしない。じっとこちらを見つめたままだ。もう一押しする必要がある気がする、僕は話を続けた。


「本当にこの日記では何も起こらないんですか?」


 高月先輩は一瞬斜め下へ視線を移し、軽く握った手を口元に寄せる。


「何も起こらないはず。何度も読んだ私が一番知っている」


 急に不穏な空気が漂ってくる。平光先生が送り込んだ場所。美国進が(理由はしらないけど)消えた日の日記。高月先輩以外の生き物のいない日記世界。

 僕は得体の知れない雰囲気に耐えられず、先輩に尋ねる。


「日記が終った後、この世界にいる僕等はどうなるんですか?」


 高月先輩は僕を見て、僅かに口を歪ませた。確かなことは先輩は何かを隠しているってことだ。


 それにしても……

 日記の終わりなんて考えたことがなかった。これからどうなるのだろうか?


 だって、歴代部長が持つ日記は心を表しているんだろ? その人物がいなくなるんだぞ。


「……来る」


 先輩が指差す方角へ目をやる。僕の思考は再び停止した。





今日はここまで。(うんうんうんうんうん。運も付きますように」)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ