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9/26 2:43

今回のコメント


美国日記編のは大体書き終わってますが、やはり会話文ばかり。

今から点を線でつなぐ作業が待ってます。


高月先輩は好きなんですが、描写が難しい。

甲斐斗は楽なんだけどなぁ……



***********************************



 高月先輩は腕組みしたまま、人差し指を何度も上下させている。僕が次の言葉を告げようとすると、それを制するように言葉を被せた。


「それに今まで不合格になった部長なんていないから」


 僕はいつもの突き放す冷たさではなく、イライラから来る冷たさに違和感を持った。あえてゆっくりとした口調で、先輩に尋ねた。


「本当ですか?」

「本当だよ」


 先輩は指の動き早める。僕はそれでも尋ねる。


「絶対に?」

「絶対」

「命賭ける?」


 僕が言った瞬間に先輩は腕組みを解き、眉間にシワを寄せる。


「子供なの君は」

「いいから。命賭けるぐらい真剣なのかって聞いているんです」


 すると高月先輩は瞳を大きく開いて僕を見つめた。そのままの動かない。ううっ、すごい重圧。だけど負けるわけには行かないっ! 僕は勇気をだして一歩踏み出す。


「どうなんですか」


 高月先輩は瞳をとじて、頷いた。長い睫毛が僕の目映る。

 再び顔を上げた高月先輩は僕を真っ直ぐに見つめた。


「……賭ける。私の命ぐらい安いものだわ」


 正直、信じていいのだろうか?


 美国日記の中の高月先輩。

 今、目の前にいる高月先輩。


 信じるのは……決まってるよ。僕は高月先輩を見つめ返した。


「わかりました信じます」

「ありがとう」





今日はここまで。

また明日(寝なかったらね)

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