9/23 1:56
今回のコメント
・一日ぶりの夕飯記載
ごはん
ハンバーグ(レトルト)
キャベツの千切り。
ブリ大根!
以上。
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僕の言葉を合図に高月先輩は走り出した。いつまでも後姿を見つめていたけど、やがて見えなくなってしまった。僕はいなくなった方向に一礼をした。
「意気地なし。嘘なんかついて」
背後から聞こえる声に僕は少し安心した。振り返ることなく僕は答えた。
「他人の話を盗み聞きしている人に言われたくないですよ」
「私が私に会うっていうのも面白かったかもしれないけどね」
僕が振り返ると、頭上には高月先輩の手の平があった。そのままチョップのように振り下ろされる。反射的に「痛っ」と口走る。大して痛くないのだけれど。
「ずるしたでしょ。昔の私から日記のことを聞きだして」
「情報収集と言ってくださいよ。っていうか、いつから聞いていたんですか?」
高月先輩は何も言わずに肩にかかった髪を手で払う。小さく髪がふわりと舞う。答えるつもりはないらしい。
「些細なことじゃないですか」
高月先輩の力のこもった瞳が僕を射抜く。それだけで、緊張してなにも言えなくなる。一年前の高月先輩を見ていたせいか、言葉での返答がない事がこれほどまでに重圧になるなんて、あらためて思い知った。
「見たい?」
先輩は一言言って、そっぽを向いてしまう。すぐにさっき話の出た、先輩の日記だと思い、僕は頷いた。
すると先輩は横を向いたまま小指を出した。僕はゆっくり小指を差し出し絡める。
「輪転の誓いにより我の願いに応えよ」
高月先輩は淡々と表情を変えずに唱え続けた。
「回顧せよ、想起せよ、顕現せよ。第八十六期生、高月亜也」
いつもの通りどこからか光の矢が飛び込んできて、先輩の手前に止まる。
ここでの亜也との会話は、大切にしたいので時間がかかっています。
次の更新は一時間後ぐらい?




