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9/23 1:56

今回のコメント


・一日ぶりの夕飯記載


ごはん

ハンバーグ(レトルト)

キャベツの千切り。

ブリ大根!


以上。





***********************************


 僕の言葉を合図に高月先輩は走り出した。いつまでも後姿を見つめていたけど、やがて見えなくなってしまった。僕はいなくなった方向に一礼をした。


「意気地なし。嘘なんかついて」


 背後から聞こえる声に僕は少し安心した。振り返ることなく僕は答えた。


「他人の話を盗み聞きしている人に言われたくないですよ」

「私が私に会うっていうのも面白かったかもしれないけどね」


 僕が振り返ると、頭上には高月先輩の手の平があった。そのままチョップのように振り下ろされる。反射的に「痛っ」と口走る。大して痛くないのだけれど。


「ずるしたでしょ。昔の私から日記のことを聞きだして」

「情報収集と言ってくださいよ。っていうか、いつから聞いていたんですか?」


 高月先輩は何も言わずに肩にかかった髪を手で払う。小さく髪がふわりと舞う。答えるつもりはないらしい。


「些細なことじゃないですか」


 高月先輩の力のこもった瞳が僕を射抜く。それだけで、緊張してなにも言えなくなる。一年前の高月先輩を見ていたせいか、言葉での返答がない事がこれほどまでに重圧になるなんて、あらためて思い知った。


「見たい?」


 先輩は一言言って、そっぽを向いてしまう。すぐにさっき話の出た、先輩の日記だと思い、僕は頷いた。


 すると先輩は横を向いたまま小指を出した。僕はゆっくり小指を差し出し絡める。


「輪転の誓いにより我の願いに応えよ」


 高月先輩は淡々と表情を変えずに唱え続けた。


「回顧せよ、想起せよ、顕現せよ。第八十六期生、高月亜也」


 いつもの通りどこからか光の矢が飛び込んできて、先輩の手前に止まる。







ここでの亜也との会話は、大切にしたいので時間がかかっています。

次の更新は一時間後ぐらい?

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