9/20 23:50
今回のコメント
・スーパーカップにチーズケーキ味があるらしい。
どんな味なんだろう。
妹に言われて買ってきたものの、一口も食べさせてもらえず終わる。
※妹は現実にいる妹です。一児の母。二次元でも妄想でもありません。
つーかこれ執筆になんの関係もないし!
あるだろう甘味は頭にやさしいのだよ。
その優しさ僕だけにください……(逃げ腰)
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いや、本当に落ち込んだから、聞こえなかったんですよ。
何度か聞きなおしたけど、高月先輩はなんて言ったか教えてくれなかった。
「一年後の私が黙っているって事は何か理由があるんだと思うけど。少し教えてあげる」
「全部教えてくださいよ」
「駄目よ。一年後の私に悪いもの」
一年後の自分に義理立てなくても良いじゃないか。少しは教えるって言ってるんだし。
「とりあえず、部長が代々持つ日記帳を見せてもらいなさい」
「あのハードカバーの日記帳ですか」
「それは落第した部長達のものでしょ」
「落第?」
僕の質問には一切答えず、先輩は話を続けた。
「とにかく、部長が持つ日記帳は和紙でできています。和綴じの日記帳だよ」
和紙? どこかで和紙を見かけたような気がする。あんまり思い出せないけど。
「もし、一年後の私が見せる日記帳が和紙でできた日記帳ならば、輪転の呪いは続いている」
確かに今時日記帳が和紙なんて高校生はいないはずだ。確かに目印となる。だけど気になるのは呪いってところだ。
「呪いが続いているとどうなるんですか?」
「卒業試験は続いてるって事」
「卒業試験? それって一体なんですか!」
「……草弥君、痛いよ」
「えっ!?」
いつの間にか、先輩に迫らん勢いに近づいていた。気づけば両肩を掴んでいるじゃないか。僕は先輩から手を離して、視線を逸らした。
高月先輩は俯いて二の腕を摩りながら、呟くように言った。
「もう終わり。痛くしたから」
例え一打大量得点のチャンスでもスクイズで一点取ります。
更新は1~2時間後