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9/20 23:50

今回のコメント


・スーパーカップにチーズケーキ味があるらしい。

どんな味なんだろう。

妹に言われて買ってきたものの、一口も食べさせてもらえず終わる。


※妹は現実にいる妹です。一児の母。二次元でも妄想でもありません。


つーかこれ執筆になんの関係もないし!

あるだろう甘味は頭にやさしいのだよ。

その優しさ僕だけにください……(逃げ腰)


***********************************



 いや、本当に落ち込んだから、聞こえなかったんですよ。

 何度か聞きなおしたけど、高月先輩はなんて言ったか教えてくれなかった。


「一年後の私が黙っているって事は何か理由があるんだと思うけど。少し教えてあげる」

「全部教えてくださいよ」

「駄目よ。一年後の私に悪いもの」


 一年後の自分に義理立てなくても良いじゃないか。少しは教えるって言ってるんだし。


「とりあえず、部長が代々持つ日記帳を見せてもらいなさい」

「あのハードカバーの日記帳ですか」

「それは落第した部長達のものでしょ」

「落第?」


 僕の質問には一切答えず、先輩は話を続けた。


「とにかく、部長が持つ日記帳は和紙でできています。和綴じの日記帳だよ」


 和紙? どこかで和紙を見かけたような気がする。あんまり思い出せないけど。


「もし、一年後の私が見せる日記帳が和紙でできた日記帳ならば、輪転の呪いは続いている」


 確かに今時日記帳が和紙なんて高校生はいないはずだ。確かに目印となる。だけど気になるのは呪いってところだ。


「呪いが続いているとどうなるんですか?」

「卒業試験は続いてるって事」

「卒業試験? それって一体なんですか!」

「……草弥君、痛いよ」

「えっ!?」


 いつの間にか、先輩に迫らん勢いに近づいていた。気づけば両肩を掴んでいるじゃないか。僕は先輩から手を離して、視線を逸らした。


 高月先輩は俯いて二の腕を摩りながら、呟くように言った。


「もう終わり。痛くしたから」





例え一打大量得点のチャンスでもスクイズで一点取ります。

更新は1~2時間後


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