9/20 22:35
今回のコメント
・今日の夕飯(今日は普通に)
ご飯。
マーボー茄子(なんかこれ多くない?)
イカの塩辛(急に食べたくなった)
以上。
台風だ。
なぜこっちに来る!
そして今日も始まるコツコツタイム!
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何度も小さくガッツポーズをしている高月先輩の言葉が漏れ聞こえる。
「やった……『輪転の呪い』は解けたんだ」
「『輪転の呪い』? 『輪転の誓い』じゃないんですか?」
「ああ、はかりちゃんは誓いって言うよね。でもあれは呪いそのものだし」
「どういうことですか? 詳しく教えてください!」
僕の言葉に高月先輩は喜びの表情が一気に解けた。眉を八の字にして困惑の表情をみせる。瞬間的に「まずい」と僕は心の中で口走った。
「なんで? もう一年後は呪い解けたんだよね」
「え? えっと……」
「あっ……そっか」
高月先輩は俯いて黙り込んでしまった。まずい、バレてしまったのか? 僕は恐る恐る先輩の顔を覗き込もうと近づく。
あと一歩で表情が伺えるという瞬間、勢い良く先輩の顔が上がってきた。僕はなんとか上体を逸らしてかわす。あぶないっ!
「なるほど~! 呪いが解けた後だから、私に教えてもらえなかったんだよね?」
瞳を細め、口からは白い歯が覗く。笑顔の見本のような表情を僕に見せた。どうやら、良い様に解釈してくれたようだ。
「あ……ええ、そうなんですよ。先輩達の口が堅くて~」
「アンタ、よっぽど信用されてないんだね」
「ぐっ。それを言われると……」
「もしくは本当に大切にしたい人なのかな?」
「……はい? 今なんと?」
「いいねぇ。その聞き逃し方、私は好きだよ」
いや、本当に落ち込んだから、聞こえなかったんですよ。何度か聞きなおしたけど、高月先輩はなんて言ったか教えてくれなかった。
手堅く送りバントのような野球が好きです。落合野球万歳。
更新は1~2時間後