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9/20 0:40

今回のコメント


・雨ばっかり降ってるね。


そんな日でもマウントレーニアのエスプレッソは欠かせないよ!

あと麦茶もね。

あと、音楽もね。

あと……(もういい)



***********************************


 ずいっと高月先輩は僕に近づいて、やや神妙な面持ちで質問をした。


「正直、一年後の私ってどんなの?」

「どんなのとは?」


 僕の質問に高月先輩は一歩後退すると、後頭部に手を当て瞳を細めた。


「いや~、外見方面? この美貌に磨きがかかってるっていうの? 大人の魅力?」

「は、はぁ……」

「周りの人達が放っておかないぐらいのフェロモンが溢れている?」

「確かに、周りの人が放っておけない感じにはなってます」


 嘘はいってないぞ。殲滅の日記姫として周りの人が警戒してやまないってだけの話だ。


「本当に? やっぱり、私、凄いわ。美国先輩に次期部長って言われるだけあるわ。っていうか、二年生は私一人だけどね。って全部言わせないでよ~!」


 高月先輩は「おほほほ」と口に手を当て笑ながら、背中をばんばん叩いてくる。大して痛くないし、まんざらでもないので、僕は苦笑いをした。


 本当にこれが高月先輩なのか?いや、考え直せ。これはあくまでも美国進からみた高月先輩なのだ。きっとそうだ。そうだと誰か言ってくれ。しばらくして「は~あ」と言って笑いつかれたのか、高月先輩は下を向いた。なんだろう。自分をほめ過ぎて疲れたのかな?


 すると先輩は急に顔を上げ、「笑顔」と題された絵を貼り付けたような、笑みを浮かべ僕へと一歩近づいた。妙な違和感に一歩後退する。


「もう一つ聞いていい?」


 うわー、作られた笑顔のまま質問だよ。ろくな質問じゃないな、絶対。しかし、避けるわけにも行かず、引きつった笑顔で答えた。


「なんですか?」


 僕を真正面から貼り付けた笑顔のままじっと見つめた後、ゆっくりと言葉を告げた。




こつこつと行ければ良いなぁ。

更新するとすれば1~2時間後。

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