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わたしの彼ピ

作者: コロン
掲載日:2026/07/28

 私の彼ピは普段は無口。


 彼とのデート中のカフェにて。頼んだカフェオレの氷をストローで突きながら、友達間であった事を聞いてもらう。

「…それでね、△△ちゃんと〇〇ちゃんが…私は…だと思うんだけど、瞬くんはどう思う?」


 他愛のない会話も、彼はたっぷり考えてから答えてくれる。

「……うん…美穂の言う通りだと思う…」


 携帯から目を離さない彼。

 その彼の顔を覗き込んで「そう?本当にそう思う?」そう聞き返せば、一瞬こちらを見てからこくりと頷く。


「やっぱりそうだよね!〇〇ちゃんが〜……」


 その後ホテルに行ったり、食事をしたり。

 会計はほとんど私。

 たまに…たま〜に割り勘。


 会えば「とりあえずホテル行こ」と言う彼。

 本当は少し洋服とか見たかったけど、嫌と言って嫌われたくない。


 行為の最中は、彼に求められていると感じることが出来て本当に幸せ。

 でも…2時間で数千円のホテル代が結構キツイ。


「ホテル代もバカにならないから…バイト増やそうかなぁ」


 私のそんな呟きに彼は言う。

「………そっか…じゃあ今度バイト紹介してあげる」と。

「えっ?紹介してくれるの?」

「うん」

「怪しいやつ?」と笑えば「疑うなら会うのやめる」と言われた。

「疑ってなんてないよ!嬉しいよ」


「……」




 こんな彼のどこが好きかと聞かれたら?

「顔が好き!あと首筋のホクロも好き!」


 だが、彼の魅力はそれだけではない。


「ラインでのやり取りはすごく丁寧で、饒舌で優しいんだよ!」


 そんな「私だけに見せる一面」が一番好きなところだ。



 。。。


「家に着いたよ〜❤︎今日も楽しかった!」


『今日もご馳走様でした』


「あのカフェ初めて入ったけど美味しかったね!」


『いつもありがとう』


「また行こうね〜❤︎」


『キミと会えるのが僕の幸せ』


「私も瞬君と会えるのが幸せ❤︎瞬君大好き!」


『バイト始めるって言ってたね。あなたのお仕事が増えて会えなくなるの寂しいな』


「私も寂しい(´;Д;`)

 私も瞬君との時間を最優先にしたい。

 さっきバイバイしたばかりなのにまた会いたいよ.°(ಗдಗ。)°.」


『あなたが仕事を始める前に旅行に行きたいです』


「え?旅行!?本当に?!嬉しい!╰(*´︶`*)╯♡」


『**そこへ行くにはパスポートが必要です**』


「パスポートが必要なんて、外国?うそ?外国に行くの?私そんなお金ないよ」


『旅行代金は俺が出してくれます』


「瞬君がお金出してくれるの?」


『お支払いはこちら側です』


「えっえっ?嬉しい!!でも、外国ってどこ行くの?」


『僕の仕事のボスがカンボジアにいます。そこで社長にあなたを紹介したいと思っていますよ』


「えぇ〜!瞬君の仕事のボスに会うなんてちょっと緊張しちゃう」


『**八月の三十日**に出発します』


「もしかしてもう決まってるの?ちょっとこっちの予定が…」


『答えは三文字。はい』


「やだ〜瞬君!はいは二文字だよ!www」


『どうしますか?』


「う〜ん。凄く行きたいけど急だし、少し考えてみるね」





 。。。



 彼とのやり取りの後、私はAIさんに相談してみることにした。


「カンボジア旅行に誘われたんだけど、どう思う?」と。




 《最近、カンボジアは特殊詐欺や犯罪の拠点になる事が多いです。……。でも、親しい間柄の旅行であれば問題ないでしょう》


「特殊詐欺ってなぁに?ん〜でも瞬君は親しい間柄だもんね…じゃあ問題ないかな〜。瞬君との海外旅行!楽しみ〜」


 聞いたことにすぐ答えてくれるAIさんはありがたい。



 それから私はカンボジアの観光地や食べ物など、AIさんとたくさん話して、瞬君にラインを送った。





「一緒にカンボジアに旅行行きたいです!楽しみにしてるね!」




 と。





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― 新着の感想 ―
リアルで無口な半面でラインでは饒舌で丁寧との事ですが、そのラインの返信が明らかに怪しいですね。 特に「旅行代金は俺が出してくれます」という怪しい日本語が非常に怖いです。 このままだと美穂さんは非常に危…
警察が作成する注意喚起の動画で本当にありそうですね。とても勉強になりました。やはり、犯罪に巻き込まれないようにするためには、自分を一番大事にするべきですね。
タイトルからおノロケ系かと思ったら社会派だった・・。 しかも今、私が『なろうフェス2026』用に書いている物語のエピソードと被ったよ・・。 むーっ、またしても先を越されてしまった。 まっ、カンボジア…
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