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鬼取屋  作者: 石馬
第参幕「酒呑童子」
55/63

怪ノ捌「白雪冬子〜妖怪揉事解決機関銀幽商会会長〜3」

 さて、先の場とは打って代わって此処は鬼取屋の事務室、決して広くはないその部屋の中には計8名の人間と妖怪が存在している。


 先ず鬼取屋側の人間は、鬼丸京介を中心に神龍寺吹雪、天童切丸、鬼丸舞、榊美雨の5名。


 次に京介達鬼取屋に向かい合って座る3名の妖怪(・・)。彼らこそ鬼取屋の上層部に位置する組織、妖怪揉事解決機関、銀幽商会であり、その責任者こそ今京介の目の前に佇む絶世の美女、白雪冬子その人である。

 そして冬子の後ろには、先程京介と吹雪の訓練施設に突然現れた小柄な老人と長身の青年、九郎と石尾が並び立っていた。宛ら冬子の側近と言った所か。

 向かい合う両組織の間に暫しの沈黙が流れる。然し美雨は事の重大さを理解していないのか、そもそも沈黙そのものが苦手なのか、既にソワソワと落ち着きを失い始めている。

 見なくても分かる程落ち着きのない彼女の行動に、京介は呆れたように息を吐き呟いた。


「……お前は、もう少しだけ静かに出来ないのか」


 然し良くも悪くも、これを発端に沈黙は破られた。先に話を切り出したのは銀幽商会会長である、白雪冬子からだ。


「ハハハハ!! 京介、なかなか面白い娘を側に置いているじゃないか。

 まあそんなに怒ってやるな、お陰で思いの外円滑に話が進みそうだしな」


 如何にも愉快そうに、声高々に笑い語る冬子に反して、京介は若干バツが悪そうな表情を見せている。吹雪は無言無表情で俯き、切丸と舞は苦笑いをうかべていた。因みに当の美雨はというと……


「そうですよね! やっぱりこういう話は明るく行かないと明るく」


 全くという程反省していなかった。寧ろ調子に乗っていた。

 鬼取屋側以下4名の表情は先程と殆んど変わらないが、更に深くなっていた。


「ハハハハハハ!! 本当に愉快な娘だ。

 美雨ちゃんの言う通りだよ京介。お前にとってこの話はさぞかし暗いものだろうさ? だがだからといってお前が暗くなってどうする? 上に立つ者は、()を滅せねばならない時が必ずある。あたしはこんなことで沈み込むような甘ちゃんに鍛えてやった覚えはないよ」


 冬子は京介にそう諭す。京介はそんな冬子の言葉を受け止め無言で頷き、その動作を見た冬子はそれを待っていたと言わんばかりに語り出した。


「さて京介、お前が察している通り今回の依頼は『鬼の軍勢』についてだ。

 軍勢の総大将は無論酒呑童子、依頼内容の最優先事項は酒呑童子復活の阻止、もし復活してしまった場合は、その器を速やかに破壊すること、だ。何か此処までで質問はあるか?」


 簡潔に依頼内容を説明した冬子は一度そこで話を区切ると、鬼取屋の面々を見渡してそう言った。


「あのぉ〜……」


 真っ先に手を挙げたのはやはり、鬼取屋で最も知識の浅い美雨だった。


「ん? どうしたい美雨ちゃん?」


 冬子は美雨に気付くとすぐに反応し、美雨の方へ向き直る。

 美雨は少し申し訳なさそうな表情を示しながら、冬子に今持っている疑問を投げ掛けた。


「あの、その“しゅてんどうじ”っていうのは、一体どんな妖怪なんですか?」


 美雨の言葉に冬子よりも早く口を開いたのは、京介だった。然しその言葉は彼女の疑問に答えてくれるものではなく、単純な批判だった。


「お前……少し黙ってろ」


 完全に呆れ返っている京介の言葉に、言われた美雨は怪訝な表情で言い返す。


「良いじゃないですか。私だって一応鬼取屋の一員ですよ? 知らないことを知ろうとして何が悪いんですか?」


 ガミガミと子どものように言い合う両者、そんな両者の姿を見て、冬子は本当に機嫌良さそうに微笑んでいた。


「美雨ちゃんの言う通り、別に良いじゃないか京介。

 いずれは知らなきゃならないことなんだから、今知ったところで全く不都合はないだろう」


 冬子は京介に向かってそれだけ言うと、次に美雨の方へ向き直り、面倒がらず丁寧に説明し出す。


「さて、“酒呑童子”とは何か? だったね。

 じゃあ美雨ちゃん、金太郎というお伽噺を知ってるかい?」


 冬子の簡単な質問に、美雨は得意顔になって返答する。


「もちろん知っています。金太郎くんがお相撲でクマさんをやっつけるお話ですよね?」


 少女の返答にまたハハハハと笑い声を上げる冬子。遂には目に涙まで浮かべている。

 然し返答した当人は至極真面目に答えたつもりだったらしく、何故笑われているのかさっぱり分かっていない様子だ。首まで傾げてしまう始末である。

 周りにいる鬼取屋の面々も彼女には何も干渉すまいと黙りこくっている。


 やっと落ち着きを取り戻した冬子は、少し呼吸を置いてからもう一度話し出す。


「ごめんよ美雨ちゃん、あんまりにもアンタの返事が面白かったから。

 その金太郎で間違いはないけど、実はその話にはまだ先があってね。力持ちな金太郎に目に止めたお侍さんが金太郎を引き取って、金太郎を立派な武士として育て上げたのさ。

 その後金太郎は京で悪い鬼をやっつけた。その悪い鬼っていうのが、さっき話した酒呑童子さ」


 美雨は「ほぇ〜」と言いながら首を縦に何度も下ろしていた。ふと美雨はある矛盾に気付き、それを冬子に問い質そうと口を開く。


「なんで金太郎くんがやっつけたのに、そのしゅてんどうじさんは出てきてるんですか? 退治したんだから、もういないはずじゃないですか?」


 冬子はゆっくり頷くと、美雨に向かいもう一度語り出す。

 一つずつ少女の疑問を紐解いていくその姿は、何処か母親と話しているような感覚に見舞われる。


「その通り。確かに酒呑童子は坂田金時(きんたろう)によって退治されたさ。 でもね美雨ちゃん、最初に言っただろう? 今回の仕事、その最優先事項は酒呑童子復活の阻止だ。つまり酒呑童子は復活しようとしている。そしてまたお伽噺に出てきたように人々を喰らい尽くそうとしているのさ。

 それは止めなくちゃいけないだろ?」


 美雨はなるほどと頷き、満足そうに微笑む。冬子の方もその表情を見て、ホッと一息吐く。


「他に質問はあるかい?」


 冬子がそう言った瞬間、美雨はまた手を挙げて頷いていた。


「はいはい! そのしゅてんどうじさんのことについてはある程度分かったんですけど、その時言っていましたよね? 『もし復活してしまった場合は速やかに器を破壊する』って。その“器”というのがなんなのか教えてほしいんですけど……」


 美雨が口にしたのは、彼女にしてはまともな質問だった。冬子は少し意外そうな顔をしながら答える。


「ああ、そういえば説明していなかったねぇ。

 “器”っていうのは、言うなれば京介や吹雪みたいな人間の事さ」


「京介さんみたい……ですか?」


 美雨は冬子の答えに分かってるのか分かってないのか、なんとも微妙な反応を示す。その反応を受けて、冬子は話を続けた。


「美雨ちゃん、例えば美雨ちゃんは、鬼という言葉を聞いてどんな姿を思い浮かべる?」


「え? ええっと、そうですね。頭に角を生やして、虎柄のパンツをはいて、おっきな金棒を持って、身体が赤かったり青かったりしている大男を想像します」


 突然出た冬子の質問に、美雨は戸惑いながらも、顎に指を置いて答える。冬子は頷き、肯定の姿勢を見せながらまたゆっくりと話し出す。


「成る程ね。まあそれは間違いではない、一般的に想像されている鬼の姿とはそういうものだ。でもね美雨ちゃん、この世の妖怪に、形を持ったヤツなんていないんだよ」


 その答えを聞いて、美雨は「分からない」とあからさまに分かる顔をしてしまった。無理もない、彼女からすれば質問していることと全く違うことが返ってきているのだから。


「形がない、ですか?

 あの、それはどういうことでしょう?」


 理解不能のこの話を少しでも理解しようと、美雨は身体を前に出してになって質問する。

 冬子は瞬きを一度して、ゆっくり丁寧に一から順を追って説明し始めた。


「私達妖怪は人間の空想から生まれた存在だ。その空想に、実体なんてのがあると思うかい? 勿論無い。いや、実際には無い妖怪(モノ)もいる、というのが正しいのか。私や後ろにいる二人みたいに、実体がある妖怪もいるからね。だけどその実体の無い方の妖怪は、人間や動物に取り憑き其奴と一体化しないとその姿を保てない。

 京介に憑いている紅鬼や切丸に憑いている黒雛が良い例だ。そして妖怪と一体化した人間や動物の事を、私達は総じて“器”と呼んでいるのさ」


 美雨は一度、京介と目を合わせる。美雨の目にはやはり京介は人間にしか見えない。が、彼の中には人間ではないモノが存在している。ということは、鬼丸京介という存在はもしかすると、いや、京介だけではない。吹雪はどうか知らないが、切丸だって同じなのだ。彼らは本当は、人間ではないのではないのかもしれない。

 それが有り得ないと分かってはいたが、美雨はほんの少しだけそう思ってしまった。そしてその思考は、ごく自然に口から疑問となって零れる。


「それって、京介さんも切丸さんもみんな妖怪。っていうことですか?」


 冬子は首を振り、向こう側に座る京介達を見る。京介は目の合った冬子に無言で頷き、肯定の姿勢を見せる。

 冬子はそれを確認するとまた、美雨の方を向き、彼女の瞳を覗き込む。


「いいや、決してそんな事はない。器とそれに宿る妖怪、例えば京介と紅鬼の間にはある種の力関係が存在する。その力関係に京介の方が勝っていればその身体の主人格は京介となり、紅鬼は京介に付属する能力となる。だが然し、紅鬼の方が京介よりも力関係が上なら、それは美雨ちゃんの言う通り紛れもない妖怪だ。

 それも飛び切り凶暴で残忍で手のつけられない、人の皮を被った殺人鬼みたいなヤツさ。その良い例を美雨ちゃん、アンタは知っているはずだよ」


 冬子がそう言うと、美雨の脳裏にはあの時の惨劇が蘇る。

 ――夜の学校、血塗れの教室、バラバラの親友。――そして卑しく嗤う、碧色の悪魔。


「それは、その……碧鬼、ってことですか?」


 美雨の顔は真っ青になっていた。思い出したくもない記憶がこんな時に湧き上がってきたのだ。

 冬子は無言で頷くと、そんな彼女に構わず話を進める。その瞳には先程まで感じなかった、冷たい何かが込められている。


「ごめんよ、嫌な事を思い出させたみたいだね。

 でも、これで解っただろう? もしも酒呑童子の器が見つかっちまえば、美雨ちゃんみたいな目に遭う人間が大勢出る。だから私達はそれを阻止しなくちゃならないんだよ」


 冬子は話し終わった後も真っ直ぐに美雨を見つめていた。然し美雨の方はもう大分堪えているらしく、さっきまでの元気が欠片もない。

 結局、京介がこのままでは話が進まないと判断し、舞が美雨を別の部屋へ送りにいくことになった。


 鬼取屋側2名を除き銀幽商会と鬼取屋、3対3での話し合いが始まった。


「さて、話が逸れちまったが京介、吹雪、あと切丸、仕事の内容は大体把握したね?」


 京介達の頷く仕種を見た冬子の顔は、冷たく研ぎ澄まされていた。これが仕事の時の冬子なのだ。京介達もその真剣な空気に触発され、辺りには先程にはなかった緊張感が立ち込める。


 京介は真っ直ぐ冬子を見据え、今まで堪えてきたことを発散するように話し出す。


「ああ解ってる、今回の仕事の内容なんて端から頭に入ってるよ。だけど俺の知りたい情報はそんなのじゃない。知ってんだろ、愛染飛鳥の情報を、それを教えてくれよ、冬子さん」


 明らかに周りの見えていないその言葉を、冬子は困ったような表情で受け止める。すぐには答えられないのか、何分かの静寂が京介達を包み込む。


「……解ったよ。だけど京介、この話はアンタにとっちゃ、ちと酷な話だよ? それでも聞くのかい?」


 静寂を破った冬子の問いに、京介は迷うことなく頷いた。

 酷な話というなら、飛鳥が敵に回った時点で酷な話だ。今更彼の覚悟は揺らがない。

 その覚悟を汲み取った冬子は、とうとう諦めたように話し出した。


「“鬼の軍勢”が仲間集めに走っている事は舞から聞いているだろう? その仲間集めの先陣を切っているのが他でもない、お前の友人である愛染飛鳥だ。

 この前吹雪が仕留めた輪入道はじめ、ある程度名の知れた妖怪の封印が有り得ない速さで破られている」


 冬子の後ろにいる長身の青年、石尾が何枚かの写真をテーブルの上に置いていく。写真の中身は、壊された祠や石碑といった、妖怪が封印されていたであろうものばかりだ。その全ての写真に、巨大な笠で顔を隠した黒い着物の姿をした人型が立っている。


「顔は確認出来ないから何とも言い難いが、着ている服装は一致している。どうやら京介、お前の友人はかなりの重役らしいな」


 笑えない、冗談にさえならないような皮肉を言う吹雪。然し冬子は、それを大真面目な口調で肯定した。


「残念だが吹雪の言う通りだ。愛染飛鳥は既にある鬼の器になった。そして完全に精神を支配されている。いや、精神が溶け合って同化しちまっている。恐らくもう元には戻れないだろうさ」


 小さく溜息を吐き、冬子は京介の方を見据える。その射抜くような視線に怖じるでもなく、京介の方も冬子を見返す。

 それは決して睨み合いではない、彼ら二人にしか分からない意志疎通。


「京介、お前に愛染飛鳥を殺せるかい?」


 冬子は視線を一切外さず京介に問う。その問いに京介がどう答えるのか、切丸と吹雪も見守っていた。


「当然だろ。そんな覚悟、とっくに出来てる」


 強く頷く京介、しかし冬子はそんな京介に対して、首を横に振る。


「あたしが言っているのは覚悟出来ているかどうかじゃない。言葉の通り、お前に愛染飛鳥を殺せるだけの力があるかどうか聞いてるんだ」


 そう言った冬子の口調は静かで、けれども強く、そして冷たいものだった。

 京介はその意味をすぐには汲み取れず、一瞬だけ怪訝な表情を見せる。


「お前も知っているだろうが愛染飛鳥の力はあの“不死身の肉体”だ。霊力さえあればあの娘の身体はたちどころに再生する。時には千切れた部分を再度接合したり、時には(ゼロ)から新しい身体を生み出す事だって出来る」


「ああ知ってるさ。でもそれは前提として、霊力や妖力が無ければ意味を成さないんだろう? だからこそあの日、飛鳥は死んじまったんだ」


 京介の脳裏には、彼が罪を犯したあの日が浮かび上がっていた。

 そう、あの日に飛鳥は死んでいる。その事実は変えようがない。恐らく、彼女はその霊力が尽きるまで何度も殺されたのだろう、何度も何度も、死の痛みを味わって、そして最期に生き絶えたのだろう。

 たかだか10才程度の少女が、そんな苦痛に耐えられるはずがない。況してや飛鳥は、転んでしまうだけで泣いてしまうような女の子だった。それを思うと悔しさが心の底から涌き出てきて、京介は膝に置いた手を強く握る。


「其処なんだよ京介、怪訝しくはないかい? 愛染飛鳥は実際に死んだんだ。その肉体に霊力や妖力なんてのが余っている訳がない。だから死後も肉体は再生する事はなかったし、火葬して埋めたんだから徐々にその骨だって朽ちていくはずだった。じゃあ何で、今こうして愛染飛鳥はあたし達の前にその姿を現しているんだい?」


 冬子の問いに、京介は端的に、至極簡単に答える。


「そりゃ、その鬼が飛鳥の肉体に憑いたからだろう、どうやって憑いたかとか、なんで飛鳥が不死身だって解ったかは知らねえけど、妖力があれば飛鳥の身体は再生出来る。さっきそう言ったばかりじゃねえか」


「ああその通りさ。でもね京介、それは遺骨から元の肉体に再生するには、どれ程の妖気が必要か解っての言葉だろうね?」


 瞬間、京介はようやく理解した。飛鳥に取り憑いたその鬼は、自分が思っている以上に厄介なモノだということに。

 肉体の殆んどを失い、土の下に眠っていた飛鳥を完璧に再生させたのだ。その妖力の内容量は、京介の測りしるところではない。


「冬子さん、飛鳥に憑いてるその鬼って言うのは、やっぱり……」


 口籠りながらも言葉を紡ぐ京介に、冬子も頷く。その仕草を見た京介は不快そうに舌を打ち、敵の見えた吹雪と切丸も顔を強張らせる。


「察しの通りさ。愛染飛鳥に取り憑いたその鬼の名は“茨木童子”。その昔酒呑童子と共に京を騒がした大鬼だよ」


 冷たい言葉は辺りを包み込み、その場には思い空気が立ち込める。


「もう一度訊くよ京介、今のお前の実力で、不死身の茨木童子を本当に殺せるのかい?」


 またしても繰り出される射抜くような視線、その視線を一身に受け、京介は数瞬の間凍りつく。

 然しそれでも彼は強く頷いた。敵が誰であろうと関係ない。何であろうと関係ない。それは彼の罪なのだから。罪は、自分の手で償わなければならない。例えどれ程重くても。


「当然だ。俺を誰だと思ってやがる。

 俺は絶対に、鬼になんか殺されねえ」


 京介のどす黒く燃える瞳には、彼の覚悟と決意が込められていた。

 冬子は一度だけ頷くと颯爽と立ち上がり、声高々に、まるで宣誓するように鬼取屋の面々に言い放つ。


「了解した。ならアンタら鬼取屋には茨木童子を含めた酒呑童子の重臣達に当たってもらう。雑魚の掃討は頭数の多いあたしの部下がやった方が良いだろう。

 そして酒呑童子の復活阻止、及び討伐はあたしと石尾と九郎で何とかしよう。この戦いに失敗は許されない、親爺様の為にもね」


 冬子はそれだけ言うと、京介達には目も呉れずすたすたと立ち去っていく。

 その後を追うように、側近である2人も事務所を後にし、部屋の中にはいつもの面々だけが残った。


 ――静けさの中、戦争という嵐は、もう目前まで迫っていた。



怪ノ捌「白雪冬子〜妖怪揉事解決機関銀幽商会会長〜」・了

……はぁ(-_-;)


なんだか今回の話は説明だけですね。いつになったら話が動くやら……

あれだけ意気込んでたのに、想像以上に話が進みません。


次の話にはちょっと先頭描写が入ります。つーか入れます。


それでは、失礼します\(__)

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