たこ焼き
たこさんが、てくてく歩いていました。
はるくんは、おなかがぺこぺこで歩いていました。
たこさんとはるくんが、ばったり出会いました。
はるくんが、
「おなかぺこぺこだよ」
と言うと、たこさんが、
「ほな、うちへおいでや」
と笑います。
はるくんは、たこさんのおうちに行きました。
たこかあさんが、
「いらっしゃい!ほなはじめよか」
と言うと、たこ焼き器をテーブルにおきました。
「今日は、年に1度のたこ焼きパーティーやで〜」
たこさんと、たこちゃんと、たこくんが、はちまきをしめて、千枚通しをもって準備万端です。
たこかあさんが、生地を流し入れました。
「たこがたこを食べるわけにはいかんから、チーズとウインナーとエビをいれるんやで」
ジュージュー
焼いていきます。
くるんくるん
ひっくり返したら、こんがりきつね色に焼き上がり。
ソースをつけて、
「できたで〜、ほな食べよか」
みんな大きな声で、
「いっただっきまーす」
はるくんも、ぱくぱく食べて、おなかいっぱいになりました。
「はるくん、気ぃつけてかえりや」
たこかあさんに言われて、はるくんは、
「ありがとう!ごちそうさま」
って帰ったんだって。