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冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
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序章1

「なるほどなるほど」

「つまり、あなたは記憶を失ってしまい、気がつくとさっきの道にいたと言う事ですな」

「まあ、そんな感じですかね」

俺は、ついさっき会ったお爺さんにここまでの経緯(神のことは伏せて)を話しながら道を歩いていた。

すると爺さんは、

「この道を真っ直ぐ行くとすぐ村があるのですよ」

「ちょうど私もそこに向かっているので案内でもしましょうか」

と言ってくれたのでこのまま道にいる意味もないのでついて行くことにした。

そういや、この世界の情報をあまり知らないから爺さんに聞いてみようと思い何個か質問をしてみる。

「なあ、爺さん」

「?なんでしょう」

「実は記憶が曖昧であまりこの世界の事を思い出せないんだ」

「本当に記憶を失ってしまったのですね、、」

「そうですね、村までまだかかりますし、少しこの世界の話でもしましょうか」

「この世界には13の村、街があるのです」

「なぜ、13なのかはよく分かりませんが、昔話などでは、モンスターと人の大きな戦いがあり、その際に最も功績を収めた13人のもの達に王が土地を分け与えたと言われております」

「へぇ、13の街か、そういや今目指してる村もその1つってことなのか」

「そうですね、今目指しているセーレ村もその1つです。」

「そして、人々は村をモンスター達は森など人々が近づきにくい場所でそれぞれ暮らしているわけです」

「だからか、今まで道をずっと歩いていたけどなかなかモンスターに会わなかったのか」

爺さんと話していると、通り過ぎる人が多くなってきたので少しづつ村に近づいて来たのだと分かってきた。だが、さっきから通り過ぎる人の顔が妙にピリピリしている気がする。

「なあ、爺さん」

「はい?」

「さっきから通り過ぎる人たちの表情が険しすぎないか?」

「よく、周りが見えてらっしゃいますね」

そう言いながら、爺さんと村の門のところまでやってきた。

「色々、聞きたいことがあるしでしょうが、まずは」

「ようこそ、いらっしゃった!

セーレ村の村長として歓迎致しますよ!」

まさかのずっと話していた爺さんはこの村の村長だった。

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