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冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
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序章5.6

「よし、行くか」

「「うん」」

カズヤの合図にミヤとヒナトは頷く。

今回のミッションはある会社トップ層にいる者たち全ての家族の抹殺だ。このようなミッションはよくある。

ただ、俺達はよく考えもせずただ依頼をこなしていたんだ。この時まではそうだったんだ。


たどり着いたビルは30階以上はありそうな高層ビルだ。こうゆう時は俺の出番だ。俺はワイヤーを使いビルの事務所がある窓に近づく。カズヤがその間にパソコンでビルの中のセキュリティに忍び込んでいた。

「いいぞ、このままで行けば!よし!」

カズヤの楽しそうな声が聞こえるこの声が聞こえれば忍び込んだのだろう。いつも通り上手くいっている。俺もガラスを円に切り込み音を立てずにロックを外す。物音を立てないで入りカズヤからの連絡が入る。ミヤが入ってくるまで少しの時間があるため部屋を確認し少しでも情報を集める。

この時下手に動かない方が良かったんだ。そう今は思う。

俺は見つけてしまったんだ。その会社の家族に俺達よりも小さい子供がいた事に。殺らなければならない。わかってる。でも足がすくんで何も動けなかった。

「お兄さんだれ?」

その子もよくわかっていないような顔でこちらを見てくる。

「あ、」

後ろからミヤが来るのが気配がする。

ミヤは普段は大人しいが仕事なるとどんなにも冷酷になれる奴だ。あいつは仕事ならばどんな事でもする。俺もこの時はよく分からなかったがその小さな子を抱き抱え近くのクローゼットに向かう。

「ごめんよ、俺たちがいなくなるまでここにいてくれないか?」

これしかできなかったんだ。

「うん?うん!」

何も分からないのに笑顔で笑ってくれた。

俺も精一杯の笑顔で笑ったがとても不器用だったのだろう。

ミヤにはバレず俺達は任務を真っ当した。


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