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冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
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序章5.5

「..ナト」

「おい!ヒナト!!」

そんな懐かしい声でやっと長い夢から俺は覚めた。

俺の前にはうるさい声で起こしてくれた。親友の

カズヤが立って何か話している。

寝起きのやつに何を言っても聞こえないのが分からないのか?仕方なく意識を取り戻す。

何故か長い夢を見ていた気分だ。

「やっと起きたか!早くしないと医院長に怒られるぞ!」

そう言うとカズヤは部屋から出ていった。

その後から部屋の扉からひょこっとでてこっちを見ているのはこの施設の中でもマシな方の奴のミヤだ。

「あ...おはよう!」

精一杯の声でそうゆうとすぐにカズヤの後を追って行った。

(よし、俺も向かうとするか)

寝癖をなおし、歯磨きと顔を洗い俺はこの小さな部屋を出た。

部屋を出ると全く同じ扉が並ぶ長い廊下があり、その廊下を奥まで進むとひとつの大広間に出る。そこで医院長朝礼をするのがここの日課だ。

俺は毎度のこと13番目に大広間に着いた。

「もう、毎度毎度ヒナトは遅いよね」

カズヤ達の方に向かう途中で誰かにそう言われたが、そいつの顔は真っ黒で分からなかった。

いや、そいつ以外もカズヤとミヤ以外の10人の顔を見ることは出来ない。そうか、これは夢なのだとやっと気づいた。これは俺の過去の記憶なんだ。それだけは何となくわかった。

「こっちこっち!!」

ミヤが声をかけてくれる。俺も今は気にせずこの夢がどうなるのかを見ることにした。

カズヤ達と合流すると医院長が出てきた。

だが、医院長の顔も見ることはできなかった。

「おはよう私の子供たち。今週の成果をここで発表しようじゃないか」

そう言うと周りの奴らも何故か盛り上がっていた。

そうだ、俺は確かにこんな日々を送っていた。こんなクズの様な日々を。

「今週のNo.1はヒナトのチームだね。なんと、30人も悪人を殺してくれたね。私は嬉しいよ。」

この施設は孤児院にいた何人かの子供たちを引き取りその子供たちにある実験をすることによって超人の子を作っては政府の道具として都合の悪い奴らを子供に殺させていたのだった。

(確か、そのプロジェクト名はS何とかって名前だった。)

そんなことを知らず俺らは正義のヒーローなのだと自分達で錯覚していたんだ。

朝礼が終わると俺達に新しい任務が通達された

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