序章5
「この世界には魔王がいることは知ってるよね」
こくこくと頭を縦に振る。
「実は魔王の姿を見たものはこの世に1人もいないんだ。例え、勇者が旅に出たとしてもこの4人の魔女にやられてしまうんだ。」
少し疑問が湧く。
「ちょっと待て、勇者が現れてもそこで死ぬなんて勇者が死んでしまったらこの世界は終わりじゃないのか?」
確かにねと言いながらヨネアさんは話し続けた
「勇者は死ぬとまた新しい勇者がこの世界のどこかに産まれるんだよ。だから、勇者は生き続けるんだ」
なんだそれ、酷すぎないか
「ちょっと話が脱線したね。どこまで話したっけ?ああ、そうだったその魔女達はね魔王の居場所を知っていると言われているんだ。だから勇者はまず魔女を倒そうとするんだ。そして、そのひとりが今回の戦いに来るんだ。」
つまり、ここに来るそいつを倒して居場所を吐かせれば手っ取り早く魔王を倒せるわけか
少し明確な目標が決まった。
「よし。ヨネアさん俺達も戦いに行きましょう!」
「もちろんそのつもりだよ、ユズはどうするかい?」
さっきから会話に入ってこないと思っていたがユズは事務所の端っこでずっと何かを考えていた。
急に話を振られて少し反応が遅くなったが俺たちを見てうなづいた。
「よし、じゃあちょっくらあそこに行こうか!」
そう言ったヨネアさんの右手にある指輪が光っていた。
「はいはい、私が来たよユーリア」
そう言いながらヨネアさんはこの都市最大の城に入っていった。
「ちょちょちょ何やってんですかヨネアさん!」
「大丈夫大丈夫だってぇ」
周りを見ると俺らは兵士たちに囲まれていた。
「ほらぁやばいじゃん、ユズを見てみてよあまりの事に白目向きそうじゃん」
どこからかクスッと笑われた。そっちの方向を見ると綺麗な青い瞳をした少年が立っていた。
「相変わらず物騒だねヨネアは」
「よぉ、ユーリア元気してたかい?」
俺は聞き間違えだとおもいユズを見るダメだユズはもうその場に固まっていた。
まさかのこの国の王ユーリアと対面したのだ。




