序章5
「「....」」
気まずすぎる。なんでこんなことになっちまったんだ。そーっとユズの方を見るがユズは何も感じていないのか落ち着いていた。
そんな気まずい空気の中俺が貸してもらっている、一軒家に着いた。
「まぁ、なんか汚いけど、どどうぞ」
なんか緊張して舌がまわらん。
「お、お邪魔します。」
以外と平気な振りをしていたことがバレバレのユズだが、それにいちいちツッコむ気力は無かった。
ユズはゆっくりと家の居間まで入っていく。
俺の家はそんなに大きくはない。
木とレンガでできた落ち着いた家だった。玄関を入るとすぐに居間があり、小さな暖炉の近くに少しでかい椅子がある。よくそこで眠っている。暖炉とは反対のとこにテーブルがあり、周りを本棚がズラっとならんである。本棚はこの世界の歴史や言語など俺が必死にこの世界を理解するために学んだ努力の結晶がある。
ユズはそれらをジロジロ眺め我が家唯一の小部屋に荷物を置きここは私の場所とばかりにものを置き始めた。と言っても持ってきたものは生きていく上で最低限のものだけだった。少しでもいいからこの子を普通の子にさせてあげたい。そう思い、俺達の同棲生活が始まった。




