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冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
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序章5

事件の1週間前俺達はある事件に取り掛かっていた。

「実は最近この街で通り魔が現れたらしい。」

ヨネアさんはそう言いながら席を立った。

「通り魔ですか?この街も物騒ですね」

俺はあの時の記憶を取り戻すために何もすれば良いのか必死で考えていた。

「まあまあ、ちょっとユズも聞いておくれや、どうもこの通り魔は少し変なんだ。」

「変?」

俺のセンサーが反応する。

「もったいぶらないで教えてくださいよヨネアさん。」

「やっと興味を持ったな...よし説明しようか。

どうもこの通り魔は2人ほど人を殺しているんだが、あまりにも手口が良すぎるんだ。殺された2人は心臓をひとつきで刺され即死そして、何も盗まずに通り魔は去っていったそうだ。しかも、その犯行を多くの人々が目撃しているんだよ。」

「なるほど」

顎に手を当て考えるふりをする。チラッとユズほうをみるとユズがなにか話そうとしていた。

「それってどこかの暗殺とかじゃないの?」

確かに俺もそう思った。でもそれはおかしい

「確かに暗殺ってのは有り得るがそれにしても多くの人に目撃されているのはおかしい。まるでわざと人前で殺したような感じだ」

ユズの方を見ると少し拗ねていた。

「ぐぅ、でもまだ暗殺って可能性も!」

意外と食い下がらなかった。

「ヨネアさん、そいつが目撃されているってことはどんな特徴だったから知っているんですか?」

それを待っていたと言う感じでヨネアさんは話し出す。

「ああもちろんわかるとも!まぁ目撃情報では黒いローブの大柄の奴だったってことだけどね。」

ローブと聞きミストタウンの時を思い出してしまった。確かあいつもローブだった。

「まあ、暗殺するにはローブはやりにくいよなぁもっと動きやすい服じゃないとなぁ」

そんな俺の一言にカチンときた人がいた。

「ううう..でも..」

何も言えなくなっているユズに勝ったなと心の中で言っているとどこからかため息が聞こえた。

「はぁ、君たちは仲がいいのか悪いのかよく分からないねぇ」

「いやいや、仲良いですよ?な、ユズ」

ぷいっと横に目をそらされた。拗ねてんねえ

「この事件を君たちに頼もうとしていたのにこのままじゃ連携すら取れないんじゃないか、それなら他の奴らに渡すけど」

それまずいもしかしたらローブの奴らになにか近ずけるかもしれないのに

「ままま待ってください仲良くするんでこの事件を追わせてくださいよ!」

一瞬ヨネアさんの口がニヤついた気がした。うわやな予感するわ。

「じゃあ仲を深めるために同棲でもしようか!」

その言葉に俺とユズはお互い目を合わせた

「「はい?」」


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