序章4
そして2日目の夜がやってくる。
次こそは逃がさないために2人で手分けしながら探す。
今の所の推測では少年の能力は記憶操作、そして少年が人殺しをする理由の1つが俺だということ。
全く状況が読めない中それでも俺は夜のミストタウンを駆け回る。
ほんの一瞬だった。俺が意識を周囲に散りばめた中の1つが反応したんだ。その方を見るとこの街のシンボルになっている高い塔があった。なんとなくだがそのてっぺんにアイツの気配がした。俺はてっぺんまで壁を蹴りながらかけ上る。案の定てっぺんには少年が立っていた。
「見つけたぞ!!」
そう言いながら少年にタックルをしようとするが難なく避けられてしまった。
「この前のように逃げられると思うなよ!」
そう言いながら俺は少年を追う。
「ははははは」
少年は笑いながら逃げるのではなく立ち向かってきた。少年は腰からナイフを取り出し襲いかかるが
所詮は子供。訓練を受けてきたヒナトにとっては脅威にはならなかった。だが、少年を取り押さえるための決定的な一撃がどうしても与えられなかった。
「くそ!」
その苛立ちを少年は見逃さなかった。
ヒナトの剣を受け流し路地裏へ逃げるのそうはさせまいとヒナトも必死で追いかけついに少年を追い詰めることに成功した。




