序章4
少年は両手で水が入ったグラスを掴み飲んでいる。
「ぷはっ」
ひと通り飲み終わるとゆっくりと話し出してきた。
「まさか、君がそんなに戦い慣れていたとは思わなかったよ。」
そんな事を言ってくる。今すぐにでも殴りかかりたいが今そんなことをしたら周りの人達が俺を押さえつけてくるだろう。傍から見たら小さな男の子に暴力を振るう青年って絵になっちまう。
それがわかっているのか少年はニヤニヤしてた。
「一体何がしたいんだよ。」
そんな問いしか出てこなかった。
「同じ日本人だろ?仲良くやることは出来ないのか?」
「それは、無理かな。僕にも目的ってものがあるんだ。」
そう言うとまた少年は飲み物を飲む。
この場で何かヒントをえたい。この少年の動機とかだ。少し、話してみよう。
「な、なぁ」
「ん?」
「なんで人を殺しているんだ?しかも罪のない人を」
少年は少し考える素振りを見せた。
「それは、自分がこの世にいることを証明したいのと、君に見つけてもらうためかな」
そんな、訳の分からないことを言い出した。
「俺?!俺も人殺しの原因のひとつなのか?」
その事には何も言わず、少年は立ち上がった。
「それじゃあ、また夜会おうじゃないか
今夜こそは救えるかな?」
「ちょ、ちょっとまて!!」
そういった時にはもう少年の姿はなかった。
少し経つとユズが満面の笑みで帰ってきた。
そして、ユズがいなかった時に何があったのか説明をするとその場にいなかったことを後悔していたがそれでもクロワッサンをきちんと食べていた。
そして、2日目の夜がきた。




