序章1
「君は残念ながら死んでしまった。だがそんな可哀想な君にチャンスを与えようとこの優しい神様が思いついたのさ。」
「チャンス?」
その話をしたかったという顔で神が見てくる。
「簡単な話さ、これから、君には前の世界とは違う世界に行ってもらう。そこでその世界のボスを倒してくれば、君の願いを聞いてあげよう。」
「ボス?」
「そう!ボスさ!」
なんて曖昧なんだ、、、
「そんなん、神なら倒してくれよ」
すると今まで笑っていた神の顔が一変した。
「う、うるせぇえ!」
完全なる逆ギレだ
「僕だって倒したいさ、でもこの空間から出ては行けないって決まりなんだよ...」
「僕はこの世界を何年も見てきたんだ、
この世界は奴のせいで多くの者が涙を流しているんだ。」
「神として情けない僕だか、頼む助けてくれはしないか」
そんな話を聞いてしまっては引き受けないわけには行かない。
「そこまで言うなら、やってやるさ」
「そのボスってのを倒せばいいんだろう。」
「いいぜその依頼引き受けた。」
その言葉を聞いた神は今まで見た事ないくらいの笑顔で頷いた。
「ありがとう、それじゃあ任せたよ」
「君のこれからの旅に祝福があらんことを」
すると、眩い光がさし意識がフッと飛んで行った。