序章4
事務所から出てすぐにユズに追いつくことが出来た
「待って!」
走って来たから少し息が上がっていた。
「どうしたの?」
「その依頼の紙見せてもらいってもいい?」
そう言うとユズはすぐに見せてくれた。
それを見る。やはり、依頼は暗殺だった。
「なぁ、俺もついて行っていいか?」
「いいよ、貴方からは同じ匂いがするから」
そんな匂いがするのかとちょっと自分の匂いを嗅いでみる。なんも分からなかった。
「貴方も、何人も殺して来た人の匂いがするの」
「そうなのか」
確かに現世では暗殺をしていたのは覚えている。
「実は俺、記憶が途切れてるんだ。
だから、何人殺したとかは覚えてないな。」
そんな話をしても、彼女の表情は変わらない
「そうなんだいつか、取り戻せたらいいね」
そんな話を終え作戦を練る。
そして、とうとう目的の場所に着いた。
ヨネアさんが協会と言っていたのは本当だった。
「ここにいるのか?」
「うん、ここでこの後取引があるらしいの」
「わかったよ、じゃあ作戦どおり行こうか。」
俺は、ユズに手を差し出す。ユズはその手をなんの躊躇もなくとってくれた。
やはり、女の子の手をしていた。
(めっちゃ柔らか!やべぇ手を放したくねぇ)
そんな馬鹿な考えは捨て、気配遮断をする。
俺たちは、協会の屋上から入っていった。




