序章4
「組織?」
何を言っているんだ?と言う顔になってしまった。
「まあまあ、とりあえず入ってみてくれよ。」
そう言われ俺はそのどこにでもありそうな家の扉を開けた。
扉を開け周りを見ると真ん中には綺麗に並べられたソファ、一番奥には社長机のような物がある。
どこからかコーヒーの匂いがするこの場所はなんだろう?家の中を見ただけでは何もわからなかった。
と、そんなことを考えているとちょうど部屋の扉が開く。
そこから出てきたのは何とも可愛らしい少女だった。
「おかえり」
そういった少女はお盆にコーヒーを持ちながら机の上に置く。
「ただいまぁ、ユズ〜」
そう言いながらヨネアさんは部屋の奥にある椅子に座った。
何一つ状況が掴めない。
「あ、あの結局俺にあった職ってのはなんですか?」
そう言うとヨネアさんはああそうだったと言いながら机から何枚かの紙を渡してきた。
それに目を通す。そこには人の顔写真、そして何人かはナイフか何かでばってんが書かれていた。
なんだろう、これが何かよくわかる。俺もこれに似たようなものをよく目にしていた。
だからこそ、聞きたかった。
「あんた、人を殺してんのか?」
多分、その時の俺の顔はすごいことになっていたのだろう。ヨネアさんが少し驚いていた。
「まぁね、そりゃあるさ。だが、ある人から言われたんだ。この世の悪なら殺されても仕方ない。でももしそれ以外の人を殺すならそれは人間の道から外れちまうってな。」
「このリストに書かれた奴らはこの世の悪だ。
こいつらのひとりでも死ねば世界は少しくらい平和になる。まぁ、このリストを渡してきたのは紛れもなくこの王都の王なんだけどね。」
その言葉に少しホッとした。もし、ヨネアさんが無差別に人を殺していたら俺はこの人を許せなかったと思う。なぜそう思ったのかは分からないが多分現世の俺はこういう性格なのだろう。
「それで、俺にどうしろと?」
その言葉を待っていたのだとでも言うかのような顔でヨネアさんは言ってきた。
「君にこの世界の悪を消して欲しい。それだけだよ。」
「このリストに載っている奴らはもう私が殺った。だが、悪というのは無限で湧いてくる。そこで君にもそれを手伝って欲しい。簡単には人を殺すんだ、それでも来るかな?」
そう言われ、少し考える。だが、確かに俺にあっている職だ。現世でもこんなことばっかだった。どんな世界でも結局はこんな奴らばっかりなのか、と思うと腹の中が暑くなる。やっぱり俺はこうゆうのが嫌いなのだと思う。なら迷う必要はない。
「ああ、よろしく頼む。ただ1つだけ条件があるんだ。もし、任務が俺に来たらその人物を調べさせてくれ、本当に殺すべき奴なのかだけは自分で判断したいんだ。」
「ああ、君ならそう言うと思ったよ。それじゃあまずそこに居る同期に挨拶しなよ。」
そういいながらヨネアさんは俺の後ろを指さす
振り返るとさっきの少女が立っていた。
「彼女は君の同期のユズだ。」
「、、、へ?」
あまりの事に理解が出来なかった。




