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冒険の書 第1章   作者: 本多 泉那
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序章3

山の頂上に行くとそこには、絶景が拡がっていた。近くにあるセーレ村や、その先にある町が見える。

「す、すげぇ。」思わずそんな言葉が出る。

だが、そんな事はあと回しにして辺りを見る。

いた。そこにはその景色とは全く異なる。以上なほどの気力に満ちた存在感のある、鬼があぐらをしながら、目をつぶっていた。

「あいつか」

「だな、明らかに他の奴らよりもオーラがちげぇ。だが、あいにくあいつは1人だ。やるなら今しかいないぞ。」

俺も、その意見には賛成だった。

今なら、俺の能力を使いながらいけばやれる。

「じゃあ、作戦通り行くぞ。」

セイヤも頷く。

俺は、精一杯の力を込めながら気配を消し襲いかかった。


次の瞬間には俺は吹き飛ばされていた。

「ぐぁぁ!」いつの間にか脇腹から激痛がはしる。

やられた、こいつ俺らの気配を最初から感じ取っていたのか?考えをまとめている間に鬼が動き出す。

歩いてくるそいつは目を瞑っていた。

「よく、我らの陣を抜け私のところまで来たなニンゲン。私の名はグゼ。ここまでこそこそと来ていた様だが、それでも君たちを評して名ぐらいは名乗ろう。」

こいつ目が見えないのか。くそ。

「私は昔の戦いで目をやられてしまってな。そこからは目の代わりに相手の気が見えるようになったんだよ。つまり君たちがどんなに気配を消していても無駄なんだ!」

そう言いながら、グゼは手に持っていた棍棒を気配を消しているはずのセイヤに向けて投げつけて来た。間一髪の所でセイヤは避けるがセイヤもグゼの目の前に出てくる形になってしまった。

「奇襲作戦は失敗だな。セイヤ。」

「ああ、まあでもまだ想定内だぜ?まあ、後ろから一方的にやるのもしょうに合わなかったしこっちの方が余っ程楽に倒せるね」

2人して、笑っている。

そんな俺たちを見て気に食わなかったのかグゼは声を張り上げる

「お前たちはまだ何も気づいていないようだがここは俺の本陣だ、俺が叫べばこの陣のヤツらが一斉に来るぞ?」

そう言ってグゼは叫ぶが仲間が来る気配はしない。

「何?なぜ来ない。あいつらの気配はする。お前たちは誰も倒していないはずだろ。」

すると、セイヤがユウから貰った袋を取り出す。

俺たちはユウから2つの石を貰っていた。

1つは結界を作る石もう1つはよく分からないがそれでも結界を張ることが出来ればこっちのもんだ。

「くそ、結界を張りやがったな。ならば、お前たちを殺すだけだ。」

そう言いながら、グゼはあの巨大な棍棒を意図も簡単に拾い上げ突進してきた。


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