序章3
「なるほどな、それなら行けそうだ。」
作戦を説明するのに、数分が立った。
「よし、じゃあ行こうか」
セイヤも無言で頷き、歩き出した。瞬間だった。セイヤのしていたペンダントが輝き出した。
「なんだ!」
思わず警戒態勢に入る。そんな俺を見てセイヤは笑っている。
「そんな、警戒すんなってこれは、ユウからの通信だ。多分、状況を知りたいんだろ。」
そして、俺たちはこれからすることを伝えた。
「うんうん、確かにそれなら行けそうだけど一応渡したい物があるの一度帰ってきて貰えないかしら。」
「分かったよ。」
通信が終わる。
「なんとも、便利な魔法だね」
俺は、現実での電話みたいな物がこの世界にもある事に驚いていた。
「まぁな、つってもこの魔法を取得するためにユウも頑張ってたしな。あいつはすげー奴だよ。」
そんな、会話をしながら一度避難場所に戻っていくことにした。
避難場所から敵の本陣に向かって何時間たったのだろう。当たりには魔王軍しかおらず、今はバレないように草むらに隠れている。
「しかし、よく敵の本陣がわかったな。」
「実は、村に入る前に敵がこの山から降りてくるのが見えたんだ。だから、敵の本陣はここにあるかもって思ったんだ。」
「なるほどな、さてそろそろ始めますか。」
「おう。」
敵の大将はおそらくこの陣の頂上だ。あとは、どうバレないで進めるかどうか。
(まあ、そこは俺にかかればちょちょいのちょいなんだけどね)
「セイヤ、ちょっと肩に手を置いといてくれ。」
セイヤは頷きながら、手を置いて来る。
すると、そこに居るはずの二人の気配が消える。
「なんともまぁ、便利な能力だな」
「まあな、俺の能力は隠密らしいからな気配を消すのは慣れてるしね。」
「?そうか。まあこれで頂上まで行けるな。」
俺達はそこから頂上に走り続けた。
そしてとうとう敵の大将までたどり着いたのだった。




